コラム

2024.01.10
幼児期の発達

兄弟喧嘩の対応方法 - 親はどこから介入する?

兄弟間の喧嘩は、子どもが複数いるほとんどのご家庭で避けられないものです。
兄弟がいると、競争、嫉妬、個性の衝突などから喧嘩が起こることはよくあるのではないかと思います。
親としては、子どもたちが健全な関係を築くためのサポートをしたいが、いつどのように介入するべきか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、兄弟喧嘩への適切な対応方法と親の介入のタイミングについて考えてみましょう。

【兄弟喧嘩の一般的な原因】

・どちらが特定のおもちゃや空間を使うかなどの所有欲
・認められたい、優れていたいという感情からくる競争心
・親の注意を引きたいという気持ち
・兄弟間で性格や興味が異なる場合、そのちがい
・疲れやストレス、イライラ

【親の介入のタイミング】

・安全が脅かされるとき
物理的な危害がある場合、すぐに介入する必要があります。

・状況がエスカレートするとき
喧嘩が長引き、解決の見込みがない場合や、争いが大きな喧嘩に発展しそうなときは、早めに介入することでそれを防ぎます。

・解決が見られないとき
子どもたちが自力で解決できず、感情が高ぶったままのときに介入し、解決のヒントを与えます。

・一方が圧倒的に不利な状況のとき
年齢や体格などで圧倒的な不平等が生じている場合、親が介入することで公平性を保ちます。

【効果的な介入の方法】

①冷静になる
親自身が冷静でなければ、効果的な介入はできません。
まずは深呼吸をして落ち着きましょう。

②双方の話を聞く
それぞれの子どもの話をよく聞き、理解しようとする姿勢が重要です。

③感情のコントロールを助ける
子どもたちに、感情を言葉で表現する方法を教えます。

④解決策を一緒に考える
子どもたちと一緒に問題解決の方法を考えましょう。
問題解決のスキルを育むことで、自分たちで喧嘩を解決できるように導きます。

⑤喧嘩の原因に対処する
喧嘩の背後にある原因を理解し、それに対処することで繰り返しの喧嘩を防ぎます。

⑥ルールを設定する
物理的な暴力や言葉の暴力は許されないという家庭ルールを設定し、子どもたちに理解させます。

【学びの機会として】

兄弟喧嘩は、子どもたちにとって重要な学びの機会でもあります。
自己主張、共感、交渉、妥協などの社会的スキルを育む場となり得ます。
子どもたちがこれらのスキルを身に付けることを助けるため、過度な介入は避け、適切なガイダンスを提供することが大切です。
介入のタイミングを見極めつつ、子どもたちがお互いを尊重し、協力する方法を学べるよう導きましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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