コラム

2024.06.13
幼児期の発達

自分の良いところはどこ?に答えられる子どもに

「自分の良いところはどこ?」と尋ねられたとき、自信を持って答えることができる子どもはどれくらいいるでしょう?
自分の良いところを知っていること(ひいては自己肯定感)は、子どもたちが成長し、挑戦に立ち向かう力を養う基盤となります。
しかし、多くの子どもが自分の良いところを見つけるのに苦労しているというのが現実です。
そこで今回は、子どもたちが自分の良いところを認識し、自信を持てるようになるための方法について考えてみましょう。

【自己肯定感とは】

自己肯定感とは、自分自身を肯定的に捉え、自分の価値を認める感情です。
自己肯定感が高い子どもは、自分に自信を持ち、困難に直面しても前向きに取り組むことができます。
逆に、自己肯定感が低い子どもは、失敗を恐れ、自分の能力を信じられず、チャレンジを避ける傾向があります。

【子どもが自分の良いところを見つけるための方法】

①日常の小さな成功を認める
子どもが日常生活で達成した小さな成功を見逃さず、しっかりと認めることが大切です。
例えば、挨拶ができた、友達と仲良く遊べた、新しいことに挑戦したなど、どんな小さなことでもほめてあげましょう。
これにより、子どもは自分のしたことが評価されていると感じ、自信につながっていきます。

②具体的なフィードバックを与える
「すごいね」「よくできたね」などの漠然としたほめ言葉だけでなく、具体的なフィードバックを与えることがポイントです。
例えば、「○○が友達に優しくしたことで、みんなが楽しく過ごせたね」「この絵は色使いがとてもきれいだね」など、具体的な行動や成果を指摘してほめることで、子どもは自分の強みを理解しやすくなります。

③自己肯定感を育む環境を作る
家庭や学校で自己肯定感を育む環境を整えることが大切です。
例えば、子どもたちが安心して自分を表現できる場を用意すること、失敗を恐れずに挑戦できるようサポートすることなどが挙げられます。
失敗しても、それが学びの機会であることを伝え、前向きに捉えられるようにしましょう。

④自己評価を促す
子どもが自分自身を評価する機会を持つことも効果的です。
例えば、日記をつけたり、今日自分ができたことを振り返る時間を設けたりすることで、自己評価の習慣を身につけさせましょう。
自己評価を通じて、自分の成長や強みを再確認することができます。

⑤モデルを示す
周りの大人が自分自身を肯定的に捉える姿勢を見せることも、子どもにとって良いお手本となります。
自分の良いところや成功体験を子どもと共有し、自己肯定感を持つことの大切さを示しましょう。

⑥ポジティブな言葉を使う
子どもに対してポジティブな言葉を使うことを心掛けましょう。
否定的な言葉や批判的なコメントは、子どもの自己肯定感を低下させる原因となります。
励ましや感謝の言葉を日常的に使い、子どもの心を温かく包み込むことが大切です。

⑦具体的なアクティビティ
・「良いところリスト」を作る
子どもと一緒に、自分の良いところをリストアップしてみましょう。
家族の意見も取り入れて、子どもの強みや素晴らしい点を紙に書き出します。
このリストは、子どもが自信を失ったときに見返すことで、自己肯定感を取り戻す助けになります。

・「ありがとう」カードを作る
家族や友達、先生に対して感謝の気持ちを伝える「ありがとう」カードを作ることも効果的です。
感謝の気持ちを表現することで、自分自身の行動や存在が他人にとって大切であることを再確認することができます。

・「チャレンジブック」を作る
子どもが新しいことに挑戦するたびに、それを記録する「チャレンジブック」を作りましょう。
新しいことに挑戦し、それを達成したり学びを得たりしたことを記録していくことで、成功体験の積み重ねを目に見える形に残します。

まとめ

子どもが「自分の良いところはどこ?」と尋ねられたときに、自信を持って答えられるようにするためには、日常の中で自己肯定感を育む取り組みが必要です。
保護者様や教育者が子どもの小さな成功を認め、具体的なフィードバックを与えることで、子どもは自分の強みを理解しやすくなります。

また、具体的なアクティビティを通じて、子どもが自分の良いところを見つけ、自信を持って成長できるようにサポートしてみましょう。
子どもたちが自己肯定感を高め、自分自身を大切に思えるようになることで、未来への挑戦に対して前向きな姿勢を持つことができるはずです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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