コラム

2024.08.02
幼児期の発達

間違いを指摘すると怒る子どもへの効果的な伝え方は?

子どもが何か間違いをしたとき、それを指摘すると怒ったり、不機嫌になったりすることがあります。
これは多くの保護者様が直面する問題ですが、効果的な伝え方をすることで、子どもは間違いから学ぶことができるようになります。

【なぜ間違いを指摘されると怒るのか?】

子どもが間違いを指摘されたときに怒る理由はさまざまですが、主な理由としては以下のようなものがあります。

・自己肯定感の低下
指摘されることで自分が否定されたと感じるため、自己肯定感が低下することがあります。

・失敗への恐怖
間違いを認めることが自分の失敗を意味すると感じ、恐怖心が生まれることがあります。

・自尊心の保護
自分のプライドが傷つくことを避けるために、防御的になることがあります。

・対人関係のストレス
指摘が批判と感じられる場合、対人関係のストレスが生じることがあります。

【効果的な伝え方のポイント】

間違いを指摘すると怒る子どもに対して、効果的に伝えるためのポイントをいくつかご紹介します。

①肯定的なフィードバック
子どもが間違ったとき、まずはその努力を認めてあげることが重要です。
「よく頑張ったね」「ここまでできているよ」という言葉で、子どもの努力を肯定しましょう。

②間違いを成長の機会と捉える
間違いを失敗ではなく、成長のための大切なステップと捉えるように促します。
「失敗は成功のもと」「どんどん間違えていいんだよ」と伝えることで、子どもが間違いを恐れずに前向きに捉えられるようになります。

③具体的な改善点を示す
指摘する際には、具体的な改善点を示すことが大切です。
「ここをこうするともっと良くなるよ」と具体的なアドバイスをすることで、子どもが次に何をすればいいのかが明確になります。

④対話を重視する
一方的に指摘するのではなく、対話形式で教えることが効果的です。
「どうしてこうなったと思う?」「ここはどうかな?」と質問を投げかけることで、子どもが自分で考え、解決策を見つける手助けをします。

⑤感情に寄り添う
子どもが怒ったときには、その感情に寄り添い、理解を示します。
「悔しい気持ちわかるよ」と共感することで、子どもが感情を整理しやすくなります。

【実践例】

具体的な場面でどのように対応するかを例に挙げて説明します。

〈宿題の間違いを指摘する場合〉

子どもが算数の宿題で間違った答えを書いている場合、まずは「ここまでよく頑張ったね」と努力を認めます。
そして、「この問題は、もう一度一緒に考えてみようか」と優しく促します。
その際、「この計算の仕方を試してみるといいかも」と具体的なアドバイスを加えると良いでしょう。

〈行動の間違いを指摘する場合〉

友達とケンカをした場合、「どうしてケンカになったのかな?」と子どもの気持ちや状況を聞き出します。
その上で、「次はどうすればいいと思う?」と問いかけ、自分で解決策を見つける手助けをします。
最後に、「自分で考えられたね、次はその方法を試してみよう」と前向きな言葉で締めくくります。

まとめ

子どもが間違いを受け入れる力を養うためには、周りの大人が温かく見守り、サポートする姿勢が欠かせません。
間違いを恐れずに挑戦することができる環境を整え、子どもたちの成長を応援していきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

無料体験レッスン お問い合わせ / 資料請求