2024.09.01
コペルメソッド
ほめ方のちがいを知ろう! - 条件付きのほめと無条件のほめ
子どもをほめることは、自己肯定感を高め、自信を育む大切な育児の一環です。
しかし、ほめ方にもいくつかの種類があり、その使い方によって子どもの成長に与える影響が変わってきます。
今回は、特に「条件付きのほめ」と「無条件のほめ」のちがいに焦点を当て、それぞれの効果について考えてみましょう。
【条件付きのほめとは】
まず、「条件付きのほめ」とは、何か特定の行動や結果に対してほめる方法です。例えば、テストで高得点を取った時に「100点を取れてすごいね!」とほめることや、早く宿題を終わらせた時に「時間内に終わらせてえらいね!」とほめることが該当します。
これらのほめ方は、子どもの努力や結果に焦点を当てるもので、行動を強化するために効果的です。
しかし、条件付きのほめにはデメリットもあります。
子どもは「良い結果を出さないとほめてもらえない」と感じるようになり、失敗を恐れるあまり挑戦を避けるようになることもあります。
また、他者との比較が強調されやすく、「誰かよりも優れている」と感じることがほめられる基準となると、競争意識が強まり、ストレスを感じることもあります。
【無条件のほめとは】
一方で、「無条件のほめ」とは、特定の結果や行動に関係なく、子どもの存在そのものや小さな努力に対してほめる方法です。例えば、「あなたが頑張っている姿を見られて嬉しいよ」と伝えることや、「あなたはとても素敵な考え方をしているね」といった言葉がこれに当たります。
このようなほめ方は、子どもが自分自身を肯定的に捉えるきっかけとなり、自己肯定感を高める効果があります。
無条件のほめは、子どもが安心感を持ち、自分に自信を持つための土台を作ります。
結果に関係なく、自分が愛されている、認められていると感じることで、子どもは失敗を恐れずに新しいことに挑戦する勇気を持つことができるのです。
【「20%もできたね!」とほめよう】
では、もし子どもが何かに挑戦して、うまくいかずに結果が思わしくなかったとき、どのようにほめるべきでしょうか?ここで大切なのは、結果だけを評価するのではなく、過程や努力にも目を向けることです。
例えば、子どもが新しい課題に取り組んだものの、20%しかできなかったとします。
その時、「20%しかできなかった」と否定的に捉えるのではなく、「20%もできたね!」と、そのできた部分を肯定してあげることが大切です。
これは無条件のほめに近い形であり、子どもの努力を認めることで、次にまた挑戦する意欲を引き出すことができます。
「途中で諦めずに最後まで取り組んだこと」「新しいことに挑戦したこと」など、小さな成功や努力を見逃さずにほめることで、子どもは「自分にもできた!」と自信を持つことができます。
このように、小さな一歩をほめることで、子どもの自己肯定感を高め、成長をサポートすることができます。
【ほめるときに気をつけたいポイント】
ほめる際には、子どもが自分で何を達成したのか、どこが良かったのかを具体的に伝えることが重要です。例えば、「上手に書けたね!」ではなく、「この字を丁寧に書けてすごいよ!」と具体的にほめることで、子どもは自分の成長ポイントを理解しやすくなります。
また、ほめるタイミングも大切です。
頑張った直後にほめると、子どもはその成功をすぐに実感できます。
日常生活の中で、子どもの頑張りや努力を見逃さずにタイムリーにほめてあげましょう。
まとめ
ほめることは、単なるフィードバックではなく、子どもに対する愛情表現の一つです。条件付きのほめと無条件のほめをバランスよく使い分けることで、子どもは自信を持ち、より健やかに成長していくことができます。
20%しかできなかったとしても、その20%に注目してほめてあげることで、子どもは次に向けてまた頑張ろうという気持ちを持つことができるのです。
コペルプラスでは、子どもの小さな努力や進歩を見逃さずにほめ、子どもが自分の力を信じられるようにサポートしています。
これが、子どもの成長につながる大きな一歩となるからです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
