コラム

2018.01.01
コペルメソッド

フラッシュカードの効果 (2)

前回の「フラッシュカードの効果 (1)」の続きです。
コペルプラスで「フラッシュカード」を非常に重要な取り組みだと考えている理由は、他にもまだあります。

・高速スピードは幼児期に適した処理速度


幼児は思考力が未発達であり、論理的に考えて理解することは、得意ではありません。
しかし、事実を高速でインプットし、処理することは非常に得意です。
そして、インプットされた事実は、思考や様々な経験とつながり、蓄積されていきます。
コペルプラスの「フラッシュカード」は、すぐに記憶するために行っているのではありません
事実を事実として、幼児期に適したスピードで大量にインプットすることで、それが蓄積され、日常の豊かな経験の中で、ことばとして表出されることを期待しているのです。
「フラッシュカード」を見せることにより、子どもが無気力になるのではないか、と心配される保護者の方もいらっしゃいますが、コペルプラスで行う「フラッシュカード」の時間は、1回の療育で5分程度であり、残りの45分は、豊かに指導員と関わることを重要と考えています。
しかし、たった5分ですが、その中には多くの事実があり、ことばがあります。
繰り返しますが、その場で記憶させ、言わせるために行っているのではありません。
子どもが、「フラッシュカード」で見たものを、ことばとして表出してくれるのであれば、それは副産物であると考えています。
可能な限り楽しく、子どもがわくわくする取り組みとなるよう、カードの内容や見せ方に工夫を凝らしています
ぜひ、多くの子どもたちに、「フラッシュカード」を楽しんでほしいと願っています。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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