2022.08.15
発達障害について
発達障害、困った行動の考え方②
「望ましくない行動に、子どもにとって好ましい結果を与えない」対応について、誤解のないように丁寧にお伝えしたいと思います。
「望ましくない行動」をどうとらえるか?がポイントです。
例えば、「もっとすべり台がしたい!」と伝えるために、言葉で上手に言えない子どもは、泣いたりわめいたり、時には大人をたたいたりすることがあります。
この時の「望ましくない行動」は何でしょうか?
それは、(要求を伝えるために)泣いたりわめいたり、たたいたりする行動です。
決してもっとすべりたいと要求することではありません。
泣いたりわめいたり、たたいたりした結果→すべり台を続けることができたという構図は避けなければなりませんが、もとにある要求をなくそうとする必要はないのです。
むしろ、まだ上手に言葉で伝えられない子どもなら、適切に伝えた結果→すべり台を続けることができた体験は望ましいものです。
ですから、泣いたりわめいたり叩いたりされて、困ってしまってすべり台をさせるのはいけませんが、すべり台を指さす等の適切な伝え方が見られたら、「そう、もっとしたかったのね。わかったよ」と応えてあげた方がむしろ良いのです。
意図的に望ましい行動を起こさせ応えても良いです。
もちろん大人にも事情がありますから、対応が難しいこともあるでしょう。
それはまた別の問題で、「泣きわめいた後にすべり台を指さしたらできた」がパターンになるのも良くないので、同じ状況が続かないように考えていきます。
成長した姿をイメージしながら子どもにかかわっていくことが大切です。
子どもたちがこの世界を楽しみ、自分を大切に生きていけるように、願っています。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
