コラム

2023.06.26
発達障害について

自閉症スペクトラム(ASD)の子どもが苦手なこと

自閉症スペクトラム(ASD)の子どもに共通する特性として、「対人関係やコミュニケーションの難しさ」と「こだわりの強さ」があります。
中には「感覚の過敏さまたは鈍麻さ」が見られる子もいます。
それぞれの特性の強さや現れ方は個人差が大きく、成長に伴って現れ方も変化します。
どのようなことが苦手なのかを具体的に把握しておくことで、本人の生きづらさやご家族のストレスを緩和できることもありますので、参考にしてみてください。

〈対人関係やコミュニケーション〉

・相手の気持ちを読み取ること
・間接的な表現や曖昧な指示を理解すること
・自分の言いたいことを表現すること
・双方向のコミュニケーション

〈こだわりの強さ〉

・急な予定の変更
・状況に合わせて柔軟に対応すること
・スケジュール管理
・競争やゲームで負けること

先天的なものなので特性を完全になくすことは困難ですが、早期に苦手なことを把握し、コミュニケーション方法を工夫したり、SST(ソーシャルスキルトレーニング)を受けることで、困りごとを減らすことができますので対応を検討していきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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