2023.07.01
コペルメソッド
記憶の取り組み② ~直観像記憶~
記憶の取り組み①でリンク法記憶についてお伝えしましたが、 もうひとつコペルプラスで行っている代表的な記憶の取り組みに、直観像記憶があります。
直観像記憶とは、見たものを写真のように覚えてしまう記憶ですが、幼児は視覚的な記憶力が非常に高く、10歳くらいまでは直観像記憶のような覚え方をしていると考えられます。
特に発達障害の子どもたちは、視覚的な情報処理が優れていることが多くあり、楽しみながら記憶力を育てることができます。
直観像記憶の取り組み方は、手本を数秒程度の短い時間見せ、隠した後に写真のように思い浮かべながら記憶から引き出し再現してもらいます。
おもちゃの模型やシール、チップ教材などを使ってバリエーション豊かに取り組んでいます。
子どもにとっては楽しい遊びですが、そのような取り組みを重ねることで、視覚的に見て覚えたことを再現するのが上手になり、記憶力を育てることにつながります。
執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。