コラム

2023.06.30
発達障害について

瞬間記憶能力「カメラアイ」とは?

カメラアイとは、文字通りカメラのように一瞬のできごとや情報を鮮明に記憶する能力を指します。
発達障害の一部の人々(特に自閉症スペクトラムのある人)は、このカメラアイの能力を持っていることが報告されています。

【原因】

原因としては、脳が情報を処理する方法が多くの人と異なるためだと言われています。
視覚的な情報に敏感であることが多く、その結果、一見しただけで複雑なパターンや細かいディテールを記憶することができるのです。

【利点】

カメラアイの能力は、学習や創造性の面で大きな利点をもたらすことがあります。
例えば優れた芸術家の中には、カメラアイの特性を持っている人もいると言われています(山下清、三島由紀夫などがそうだったと言われています)。
彼らの深い洞察力や細部への注意は、革新的な創造性を刺激する可能性を秘めています。

【困難な点】

一方で、この能力が強い場合、他のスキル、特に社会的コミュニケーションや多くの情報を同時に処理する能力に影響を及ぼすこともあります。
例えば、会話中に他人の表情や身振りを適切に解釈するのが難しくなるなどです。
注意が細部に集中しすぎるため、全体的な文脈や他の重要な情報を見落とすこともあるようです。

カメラアイの能力を持つ子をサポートする際は、その強みを活かしながらも、他のスキルや認知の側面をバランスよく育てる支援が必要です。
このような能力を理解し、最適な環境を用意することは、子どもが社会の中でより充実した生活を送る手助けとなります。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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