コラム

2023.07.04
幼児期の発達

2歳の言葉の発達と発達障害の可能性

2歳は、言葉の発達が飛躍的に進む時期です。
この時期は単語を組み合わせて短い文を作り始め、自分の感情や欲望を言葉で表現するようになります。
言葉の発達に遅れが見られる場合、保護者様が「発達障害の可能性があるのでは?」と心配になられることもよくあります。
言葉の発達は個人差が大きいため、一概に「この時期にはここまで話せるべき」とは言えません。
しかし、2歳の時点でほとんど発語がない、またはコミュニケーションに言葉をほとんど使用しない場合、発達について評価してもらうことを検討してみてもいいかもしれません。

言葉の発達に遅れが見られる場合、発達障害である可能性も否定できませんが、言葉が遅いからといって、必ずしも発達障害があるわけではありません。
言語の遅延は、聴力の問題、言語環境の違い、または単に個人差によるものであることも多々あります。
まずは子どもの聴力をチェックし、問題なければ、日常的な会話を増やす、子どもに要求の伝え方を教えるなど、言語環境を整えることから始めてみましょう。

それでも改善が見られない場合、小児科医や発達専門医に相談し、適切な評価を受けることも重要です。
もし発達障害が確認された場合でも、子どもの状態や特性を理解することで、適切な支援をおこなうことができます。
早期の介入により、子どもが持つさまざまな能力を最大限に活かし、社会生活を円滑に進めるためのスキルを身につけることができます。

2歳のお子様の言葉の発達について懸念がある場合、一人で悩まず積極的に専門家の意見を求めてみましょう。
コペルプラス各教室でも、随時ご相談を受け付けております。ぜひご活用ください。



監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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