2023.07.24
発達障害について
境界知能の特徴と支援方法
「境界知能」とは、認知能力が知的障害と平均値の間、具体的にはIQ70〜84に該当する状態をいいます。
知的障害ではありませんが、平均とされる範囲よりIQが若干低いことで、さまざまな場面で生きにくさを感じやすい傾向にあります。
【特徴】
境界知能を持つ子どもたちの特徴として、「認知機能」という人が社会生活を送るのに必要な脳機能が弱いことが挙げられます。具体的な特徴の1つ目は、学習のペースや能力にバラつきがあることです。
特定の学習領域での認識や理解に苦労することがあるため、最適な学習環境でサポートを受ける必要があります。
支援方法としては、個別指導や補助教材の活用など、個々のニーズに合わせた学習方法を考えていきましょう。
2つ目の特徴は、情報処理や問題解決能力においても課題を抱えることが多いということです。
複数の情報を整理したり、複雑な問題を解決することに時間を要する傾向があります。
支援方法としては、教育プログラムや課題設定において、ステップバイステップの(一歩ずつ着実な)アプローチや視覚的サポートを取り入れることが有効です。
3つ目の特徴は、感情のコントロールが苦手な傾向にあるということです。
社会的な関係構築や自己管理の面でもサポートが必要になります。
支援方法としては、SST(ソーシャルスキルトレーニング)や行動管理の方法を導入することで、社会的スキルの向上を図ることができます。
また、コミュニケーションの面でも、明確な指示や図表を使用することで理解を促すことができます。
【支援方法】
境界知能を持つ子どもたちが生きやすくなるためには、一人ひとりのニーズを理解し、最適なサポートを提供することが欠かせません。教育者や保護者は、その子の弱点を補いながら、能力や興味を引き出すための方法を模索していく必要があります。
その上で、発達支援スクールや地域の支援組織と連携し、総合的なサポート体制を構築することが重要です。
コペルプラスは、一人ひとりのニーズに応え、子どもたちが自信を持って社会参加を果たせるようサポートしてまいります。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
