コラム

2023.08.21
幼児期の発達

児童相談所とは?相談したらどうなる?

多くの方が名前は知っている児童相談所。
しかし、具体的にどのような役割を持ち、相談した際の流れや結果については、意外と知られていないことも多いものです。
今回は、児童相談所の基本的な役割と、相談した際のプロセスについて説明します。

【児童相談所とは】

児童相談所は、児童の権利や福祉の保護・向上を目的として設立された公的機関です。
児童虐待や家庭内の問題、学校でのいじめなど、子どもたちが直面するさまざまな問題に対応するための窓口として存在しています。

【主な役割】

①相談対応
子どもや保護者、園や学校関係者からの相談を受け付け、適切なアドバイスや支援をおこないます。

②一時保護
危機的状況にある子どもを、一時的に保護し、安全な場所を提供します。

③専門家との連携
必要に応じて、医師や心理士、弁護士などの専門家と連携し、総合的な支援につなげます。

④家庭訪問
家庭の状況や子どもの様子を把握するため、家庭訪問をおこない、必要に応じて支援を提供します。

【相談したらどうなる?】

では、児童相談所に子どものことで相談をしたらどうなるのでしょうか?
まず最初に、相談者の状況や悩み、要望について詳しくヒアリングがおこなわれます。
匿名での相談も可能です。

次に、事情を詳しく聞いた上で、適切なアドバイスや対処法の提案があります。
その後は必要に応じて、心理的なサポートや法的な支援、生活面でのアドバイスなど、多岐にわたる支援が提供されます。
一度相談した後も、フォローアップとして状況の進展や変化を確認し、長期的なサポートが継続されます。

児童相談所は、子どもたちが安心して生活できる社会の実現を目指しています。
相談は無料で、プライバシーもしっかりと守られます。
子育てについて悩みや問題がある場合、一人で抱え込まず、専門家の助けを借りることで、より良い解決策が見つかるかもしれません。
安心してご相談いただければと思います。

児童相談所への相談はハードルが高いと感じる場合もあるかもしれません。
コペルプラス各教室でも相談支援をおこなっていますので、何か困ったことや心配事があればお気軽にご相談ください。
社会全体で子どもたちの成長を見守り、支えることが大切だと考えています。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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