コラム

2023.11.09
発達障害について

ADHDの人が向いている仕事は?

ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは、注意が散漫になりやすく、衝動的な行動や多動が特徴とされる発達障害です。
この特性により、ADHDの人は一般的な職場環境では苦労することが多いとされますが、一方で彼らの特性が力を発揮できる職業もたくさんあります。
そこで今回は、ADHDの人がその特性を活かせる仕事について考えてみましょう。

①クリエイティブ業界

ADHDの人は、しばしば創造的で革新的なアイデアを持っています。
新しいアイディアを生み出すこと、非伝統的な問題解決、リスクを恐れずに挑戦する姿勢は、芸術・デザイン・広告業界などで求められる資質です。
クリエイティブな仕事は、一つのことに縛られることなく、多くの異なるプロジェクトに携わる機会があるため、ADHDの特性と相性が良い環境とも言えます。

②IT・技術関連職

技術的なスキルを要するIT業界やプログラミングの仕事も、ADHDの人に向いていると言えるかもしれません。
新しいソリューションを開発するための革新的な考え方が求められる中、常識にとらわれない柔軟な発想が役に立ちます。
また、これらの分野では、短時間で集中して作業を行い、すばやく切り替える能力が要求されることが多く、ADHDの人が持つ素早い思考がプラスに働くこともあります。

③起業家・自営業

自分でビジネスを立ち上げることも、ADHDの人には適しているかもしれません。
起業家精神はADHDの特性と非常に相性が良く、新しいアイデアやプロジェクトを始める際のエネルギーと熱意は、ビジネスの成功に不可欠です。
また、自分のペースで仕事を進められることも、多動性と相性が良いと言えます。

④緊急対応・医療分野

緊急対応サービスや医療分野の仕事は、常に変化する環境と迅速な意思決定が求められるため、ADHDの人に向いていると言えるかもしれません。
退屈しやすい傾向がありますが、刺激的な日常や変化に富むタスクによって、集中力を高めることができます。
一瞬の判断が求められ、同じルーティンの繰り返しが少ないため、多動性や衝動性が役立つ瞬間も多いです。

⑤インストラクター・スポーツコーチ

エネルギー溢れる特性を活かす仕事も、良い選択かもしれません。
フィットネスインストラクターやスポーツコーチなどの職業は、過活動性を有効に使うことができます。
ADHDの人はしばしば熱意があり、モチベーションを高く保つことができるため、指導者としての役割も向いていると言えるでしょう。

ほかにも、ADHDの人は、細かいディテールにこだわる作業や単調なタスクを苦手とすることがありますが、大枠を考えることやパターンを見抜く能力に長けていることがあります。
そのため、データ分析や戦略立案など、大きな絵を考える仕事に適している可能性があります。

さらに、ADHDの人はしばしば自分の時間を管理するのが苦手ですが、それを補うために効率的なシステムを構築することがあります。
このような能力は、プロジェクトマネージャーなどの職業で価値があるかもしれません。

ADHDの人に限らずですが、自己理解に基づいたキャリアを選択することは、仕事で成功するための鍵と言えます。
自分の強みを分析し、興味に基づいて職業を選ぶことができれば、その分野で高い成果を出すことが可能です。
また、自分のペースで仕事をすることができ、ルーティンワークが少ない職業は、ADHDの特性と相性が良いと言えるでしょう。

コペルプラスでは、子どもたちが自分の特性を理解し、将来自分に合った職業を見つけられるように、さまざまな強みを発見し伸ばす支援をおこなっています。
ADHDの診断を受けた子どもたちが大人になった時、社会で輝き、自分らしく働けることを心から願っています。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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