コラム

2023.11.16

人見知りが激しいのは発達障害のサイン? 克服するには?

「うちの子、人見知りが激しいけれど、これって発達障害の一種なの?」そんなご質問を耳にすることがあります。
子どもの行動や性格についての小さなサインが、保護者様を不安にさせることもあるかと思います。
今回は、人見知りと発達障害の関係について掘り下げ、どのように対応すればよいかを考えてみましょう。

まず、人見知り自体は個性の一つです。
大人になっても、新しい人と会う時に緊張する人は多いものです。
子どもの場合、まだ社会に慣れておらず、知らない人や環境に対して警戒心を抱くのは、ごく自然な反応と言えるでしょう。
年齢や性格によって異なりますが、多くの子どもたちが何らかのかたちで経験します。

しかし、発達障害を持つ子どもの中には、特に人見知りが激しい場合があります。
例えば、自閉症スペクトラム(ASD)のある子は、社会的コミュニケーションに困難を持つため、他者との交流に強い不安を感じることがあります。
また、注意欠如・多動性障害(ADHD)の子は、周囲との調和が取りにくく、その結果、人見知りのように見える行動をとることもあります。

激しい人見知りが長期間続く場合、または他にも気になる行動が見られる場合は、専門家に相談することを検討してもいいかもしれません。
ただし、すぐに発達障害を疑うのではなく、まずは子どもの全体的な発達や行動パターンを理解することが重要です。
一概に「激しい人見知り=発達障害」とは限りません。

子どもが一定の社会的な環境に慣れるまでには、それぞれに異なる時間が必要です。
特に人見知りが激しい子は、新しい人や場所に対して慎重になりがちで、それが普通とされる範囲を超えることもあります。
こうした場合、子どもの様子を観察し、単に恥ずかしがり屋なのか、それとも他のサインがあるのかを見極めることが重要です。

次に、人見知りで苦労している子どもに対してできる対応方法をご紹介します。

①小さなステップから
いきなり複数人と交流させるのではなく、まずは1対1での関わりから始めましょう。

②安心感を与える
子どもが安心して自分を表現できる環境を整えてあげてください。

③好きな活動を共有
共通の関心事を通じて、他の子どもや大人との関わりを持つ機会を増やしていきましょう。

④役割を与える
グループ活動で小さな役割を子どもに与えることで、交流がしやすくなるケースもあります。

子どもがほかの人と上手に関われないからといって、すぐに発達障害を心配する必要はありません。
人見知りは一つの性格の特徴であり、多くの場合は年齢と共に変わっていきます。

もちろん、他のサインと合わせて気になる場合は、専門家に相談することをおすすめします。
大切なのは、子ども一人ひとりのペースを尊重し、自分らしく成長できるようサポートすることです。
経験を積み重ねることで、多くの子どもたちは人見知りを克服し、健やかな社会的発達を遂げていきます。



監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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