コラム

2023.11.15
幼児期の発達

癇癪が起きた時のクールダウンの方法

子どもが癇癪を起こした時というのは、親や教育者にとっては頭を悩ますシチュエーションの一つですね。
癇癪は多くの場合、子どもが自分の感情を適切に表現する方法をまだ学んでいないために起こります。
今回は、そんな時に役立つクールダウンの方法を順を追ってご紹介します。

①安全な環境を作る

子どもが癇癪を起こした時、まずは子どもが自分自身や他人を傷つけないようにすることが大切です。
周囲に危険な物がないかを確認し、子どもを安全な場所に移動させましょう。

②落ち着くための時間を与える

癇癪が起きた際には、すぐには解決しようとせず、子どもに感情を落ち着かせる時間を与えることが重要です。
無理に話をしようとしたり、諭そうとすると逆効果になることもあります。
静かな場所で、子どもが自分の感情を理解し、受け入れる時間を持てるようにしましょう。

③感情を代弁する

子どもが少し落ち着いたら、感情を言葉にして表現するサポートをします。
「怒っちゃったね」「悲しかったんだね」と子どもの感情を言葉で表してあげることで、子ども自身も自分の感情を理解しやすくなります。

④ボディコンタクト

そっと抱きしめたり、背中を優しくさすったりすると、落ち着きを取り戻せる場合があります。
ただし、触れることを好まない子もいるので、反応を見て調整しましょう。

⑤ストレスを物理的に解放する

癇癪が起きると、体内の緊張が高まっています。
子どもが落ち着いてきたら、ストレスを物理的に解放するためのアクティビティを提案しましょう。
深呼吸は、自律神経の興奮を抑え、リラックスするのに役立ちます。
簡単な体操や、ボールを投げる、走るなどの身体活動も効果的です。

⑥リラックスアイテムを使う

クールダウンには、お気に入りのぬいぐるみやブランケット、リラックスできる音楽など、落ち着けるアイテムを用意するのも一つの方法です。
子どもが安心できるアイテムに触れることで、感情を穏やかにすることができます。

⑦言葉ではなく行動で示す

特に小さい子どもは、言葉よりも行動から多くを学びます。
親が深呼吸をしたり、静かに絵本を読んだり、おもちゃで静かに遊ぶ様子などを見せることで、子どもも落ち着く行動を学びます。

⑧子どもの好きなことを提案する

癇癪が落ち着いた後は、子どもが好きな活動を一緒にすることで、ポジティブな気持ちに切り替えられるよう導いてあげましょう。
絵を描く、公園へ行く、お気に入りのおもちゃで遊ぶなど、子どもが楽しめることを提案します。

⑨(大きい子どもの場合)話し合う

癇癪が収まった後、何が原因で感情が爆発したのか、どうしたら感じたことを適切に表現できるかを一緒に話し合いましょう。
これにより、次に同じ状況が起きた時の対処法を子ども自身が学べます。

子どもの癇癪に対処するのは簡単なことではありませんが、周りの大人は辛抱強く対応することが求められます。
こうした経験を通じて子どもは感情のコントロールを学び、成長していくのです。
子どもが癇癪を起こしたら、これらのクールダウンを試してみて、その子に合った方法を探していきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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