2023.11.21
幼児期の発達
「なぜなぜ期」とは? - 子どもの好奇心を育む大切な時期
「なぜ空は青いの?」「なぜ花は咲くの?」子どもたちがこのような質問を繰り返す「なぜなぜ期」は、多くの保護者様が経験する瞬間かもしれません。
この期間は、子どもの発達において非常に重要な時期とされています。
今回は、この「なぜなぜ期」に焦点を当て、その意味、重要性、そして対応の仕方についてお話しします。
【なぜなぜ期とは】
なぜなぜ期とは、主に2歳から5歳頃に見られる、子どもの発達段階の一つです。この時期の子どもたちは、周囲の世界に対する好奇心が非常に強く、周りの大人に多くの質問をします。
これは、子どもたちが自分の周囲の世界を理解しようとしている証拠です。
好奇心が旺盛で、知識への渇望が強いため、一つの質問から連鎖的にさらに多くの質問が生まれることも珍しくありません。
言葉の発達もこの時期に大きく成長しますので、多くの「なぜ」を言葉で表現するようになります。
【重要性】
次に、「なぜなぜ期」の重要性について解説します。この時期の質問攻めは、保護者様を疲れさせることもありますが、子どもの知的好奇心を育てる上で非常に重要です。
質問を通じて、子どもたちは思考力、理解力、言語能力を高めることができるからです。
また、自分で考え、探求する力がぐんと育つのもこの時期です。
この期間に、子どもの好奇心をしっかりサポートすることは、将来の学習に大きな影響を与えると言えるでしょう。
【対応方法】
では、なぜなぜ期の子どもには、どのように対応すれば良いのでしょうか?①できるだけいつも聞く耳を持つ
子どもの質問に対しては、できるだけ丁寧に聞いてあげることが大切です。
時には答えるのが難しいこともありますが、子どもの好奇心を大切にすることが重要です。
②わかりやすく答える
子どもの理解レベルに合わせて、簡潔でわかりやすい言葉を使って答えてあげましょう。
③逆質問する
すべての質問に答える必要はありません。
時には「どう思う?」と返して、子ども自身に考える機会を与えるのも良いでしょう。
④一緒に調べる
一緒に本などで調べてみることもおすすめです。
調査する楽しさや、知識を共有する喜びを感じる良い機会になります。
⑤興味を広げる
子どもの興味に基づいて、関連する本を読んだり、実験をしてみたりするのも、好奇心を育てる良い方法です。
⑥忍耐強く
同じ質問を何度もされることがあっても、忍耐強く対応しましょう。
子どもたちは、繰り返しを通じて学ぶことが多いのです。
「なぜなぜ期」は、子どもが自分の周囲の世界を理解しようとする大切な時期です。
この時期に適切なサポートや応答をすることで、子どもの好奇心や学習意欲を育て、思考力を高めることができます。
保護者様にとっては忍耐が必要な時期かもしれませんが、子どもの成長をサポートする貴重な機会として捉え、共に楽しむ姿勢を持てるといいですね。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
