コラム

2023.11.23

起立性調節障害(ODD)とは? - 知っておきたい基本情報

朝、学校に行く時間になってもなかなかベッドから起きられない。学校を休むことが増えた。こんな症状に悩まされる子どもたちがいます。
それはもしかしたら「起立性調節障害」と呼ばれる状態かもしれません。
この状態は、主に思春期の子どもたちに見られることが多く、日常生活に影響を及ぼすこともあります。
今回は、起立性調節障害について、その特徴、原因、対処法について見ていきましょう。

【起立性調節障害とは】

起立性調節障害(ODD)とは、立ち上がるときに血圧の調節がうまくいかず、めまいや立ちくらみを感じる症状のことです。
自律神経のバランスが崩れることによって起こるとされています。
特に朝の起床時に症状が顕著に現れることが多く、学校に行くことが困難になる場合もあります。

【症状】

起立性調節障害の症状には、以下のようなものがあります。

・立ちくらみやめまい
・立った状態での失神や意識のもうろう
・立っていることが困難
・朝、ベッドから起き上がれない
・朝の症状が原因で、学校に行くことが難しくなる

起立性調節障害の原因は、自律神経の不調和にあるとされています。
自律神経は、私たちの意識とは関係なく体のさまざまな機能を調整しています。
思春期にはホルモンバランスの変化や急激な身体的成長があり、これが自律神経のバランスを崩すことがあるのです。
また、ストレスや不規則な生活リズムも自律神経に影響を及ぼす要因となります。

【対処法】

次に、起立性調節障害の対処法をご紹介します。

①規則正しい生活
規則正しい睡眠とバランスの取れた食事を心がけます。

②十分な休息
身体への負担を減らすために、十分な休息をとることが重要です。

③ゆっくりと起き上がる
急に立ち上がらず、ベッドの上で数分間ゆっくり過ごした後、徐々に体勢を変えて起き上がります。

④水分を適量摂る
脱水状態を避けるために、水分をこまめに摂ることを心がけましょう。

⑤適度な運動
軽いストレッチや散歩など、適度な運動を取り入れます。

⑥ストレスの軽減
ストレスが自律神経に影響を及ぼすため、リラクゼーションや趣味などでストレスを管理することが大切です。

起立性調節障害は、多くの場合、成長とともに改善することが多いですが、子どもの日常生活に影響を与える可能性があります。
保護者様や教育関係者は、症状に気付いたら、必要に応じて専門家にサポートを求めることも検討しましょう。
安心して成長できる環境を整えることで、子どもたちはこの時期を乗り越え、健やかに成長していくことができます。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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