2023.11.24
発達障害について
「やりたくないことはやらない!」苦手を避ける子どもへの寄り添い方
発達障害のある子どもたちは、しばしば自分が苦手と感じることや嫌いなことを避ける傾向があります。
「やりたくない!」「できない!」という反応が多いと、親としては心配になるものですね。
このような時、子どもをどのように支え、助けてあげれば良いのでしょうか?
今回は、苦手を避ける子どもへの寄り添い方についてお話します。
【背景】
まず、子どもが苦手なことを避ける背景を理解することから始めましょう。発達障害のある子どもたちは、感覚過敏や集中力の問題、コミュニケーションの難しさなど、さまざまな課題を抱えています。
そして課題に直面すると、子どもは過度なストレスや不安を感じ、それを避けるための一つの方法として「やらない」という方法を取るのです。
しかし、度が過ぎてしまうと、学習や日常生活に影響を及ぼすこともあります。
【サポート】
では、苦手なことを避けがちな子どもへ、周りの大人ができるサポートについて考えてみましょう。①安心できる環境を作る
子どもが「ここなら失敗しても大丈夫」と思える環境を整えます。
無理に苦手なことに取り組ませるのではなく、子どもがリラックスできる空間作りから始めましょう。
②小さな成功を重ねる
まずは小さな目標を設定し、子どもが達成可能なステップに分けてあげましょう。
小さな成功体験を積み重ねることで、自信を育み、次第に大きな課題にも取り組めるようになります。
③努力をほめる
子どもが少しでも苦手なことに取り組んだら、その努力を認め、ポジティブな声掛けをしましょう。
結果よりも頑張ろうとした気持ちをほめることが、自己効力感を高める上で重要です。
④一緒に問題解決する
子どもが苦手と感じることに直面した時、一緒に学び、サポートする姿勢を見せましょう。
例えば、学校の宿題が苦手な場合、「どの部分が難しい?どうすればもう少しやりやすくなるかな?」と一緒に考えることで、孤立感を感じにくくなります。
⑤専門家との連携
専門家による支援を受けることで、楽しくできることを増やせる場合があります。
例えば、児童発達支援や学習支援、行動療法など、子どもの状況に合わせた専門的なサポートを受けることが有効です。
⑥子どものペースを尊重する
すべての子どもは、それぞれの速度で学び、成長しています。
子どもたちが自分のペースで成長できるように、焦らせないことが大切です。
周りの大人にできる最善のサポートは、理解と受容なのかもしれません。
その子のペースを尊重し、必要な部分を適切にサポートすることで、子どもたちは徐々に苦手を克服し、新しいことに挑戦する勇気を持つことができます。
子どもたちが自分の特性を理解し、自信を持って成長できるよう、愛情深くサポートしていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
