2023.11.30
発達障害について
一歳半の子どもに見られる発達障害のサインは?
一歳半は、歩行や言葉の使用、社会的な相互作用など、さまざまなスキルが急速に発展する時期です。
この時期に特定のサインが見られる場合、発達障害の可能性を考慮することもありますが、個人差が大きい時期でもありますので、見極めが難しい場合もあります。
過度に心配しすぎる必要はありませんが、一歳半の子どもにおける発達障害のサインを見極めるためのポイントを解説しますので、参考にしてみてください。
【一般的な発達】
まず、一歳半の子どもの一般的な発達の特徴を理解しましょう。この時期の子どもは、歩き始め、単語を話し始めることが一般的です。
好奇心旺盛で、周囲の環境に興味を示し、基本的な自己表現を試みます。
発達障害のサインは子どもによって異なりますが、一歳半の子どもに見られる典型的なサインには以下のようなものがあります。
【発達障害のサイン】
①言葉の発達一歳半の子どもたちは多くの場合、単語をいくつか話し始めます。
簡単な言葉を使って要求を表現したり、身の回りの物を指名したりし始める時期です。
もし一歳半の子どもが次のような兆候を示している場合、注意して見ていく必要があります。
・単語の使用が非常に限られているか、まったく話さない
・親や周りの大人の呼びかけに反応しない
・言葉の真似をしない
②社会的相互作用
この時期の子どもたちは、親や他の子どもたちとのやりとりを楽しむようになります。
コミュニケーションにおける発達障害のサインには以下のようなものがあります。
・目の合わせ方が少ない
・笑顔が少ない、または社会的な笑顔がない
・他の子どもたちや大人との相互作用に関心がない
③運動能力
一歳半では、歩行や物を持つなどの基本的な運動スキルが発達します。
運動能力の発達に関する懸念には次のようなものがあります。
・歩くのが遅れているか、非常に不安定
・物を持ったり投げたりする基本的な動作が困難
④反応と注意
一歳半は、環境に興味を持ち、好奇心旺盛になる時期です。
反応や注意に関する懸念点には以下のようなものがあります。
・音や光、接触などの刺激に過度に反応する、または反応が乏しい
・一つの活動に異常に集中し、他の活動に移るのが難しい
・呼ばれても反応しないことが多い
⑤反復的な行動
・一定の物や活動に対する過度な執着
・反復的な行動(例えば、特定のおもちゃを延々と回し続けるなど)
⑥感情表現の困難
・喜怒哀楽の感情を表現することが少ない、または感情の表出が極端
これらの兆候は、すべての子どもたちに当てはまるわけではありませんし、遅れがあるからといって必ずしも発達障害であるとは限りません。
しかし、これらのサインに気づいた場合、早期の相談やサポートが将来的な子どもの発達に大きな違いをもたらす可能性があります。
そのため、身近な専門家に相談し、必要に応じて適切なサポートを求めることをおすすめします。
子どもたち一人ひとりが持つ可能性を最大限に引き出すためには、早期の理解と対応が鍵となります。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
