コラム

2023.12.09
発達障害について

特別支援教育就学奨励費とは?

子どもたち一人ひとりが持つ多様な学習ニーズに応えるためには、その子に合った教育支援が不可欠です。
特に、発達障害や学習障害など特別な支援が必要な子どもたちにとって、教育の機会を広げることは非常に重要です。
しかし、時にはそのための費用がご家庭にとって負担となってしまうこともあります。
こうしたご家庭を支援するために、「特別支援教育就学奨励費」という制度があります。
今回は、この制度の概要とその意義について考えてみましょう。

【特別支援教育就学奨励費とは】

特別支援教育就学奨励費とは、発達障害や身体的な障害を持つ子どもたちが、適切な教育を受けるために必要な経済的なサポートを提供する制度です。
この制度の目的は、障害のある子どもたちが、その障害に関わらず適切な教育を受ける機会を確保することにあります。

【対象】

文部科学省の規定によると、この事業の対象となるのは、以下の2つのどちらかに当てはまる子どもです。

1.特別支援学校、特別支援学級に通っている
2.サービスを提供する市町村にある小学校または中学校に在学しており、学校教育法施行令第22条の3に定める障害の程度に当てはまる障害がある

学校教育法施行令が定める障害の程度については、こちらのページから見ることが可能です。
なお、平成25年度より、通常の学級で学ぶ児童生徒(学校教育法施行令第22条の3に定める障害の程度に該当)についても補助対象に拡充しています。

【奨励費の用途】

この制度は、多岐にわたる用途に使用することができ、以下のような費用に充てられることが多いです。

・特別支援学校や特別支援学級の学費
・通学に必要な交通費
・給食費や修学旅行費
・特別な教育プログラムに必要な教材費
・言語療法や作業療法等の療育サービス費

実際の支給額は、保護者様の経済的な負担の重さによって異なり、負担が大きいほどより多くの補助を受けられるシステムになっています。
自治体によって補助の程度はさまざまですので、具体的な情報はお住まいの地方自治体にご確認ください。

【申請方法】

この制度の利用を希望する方は、地域の市町村役場や教育委員会に申請をする必要があります。
学校からこの奨励費に関する案内がきて、必要な書類を学校に提出する場合もあります。
申請手続きや必要書類はお住まいの地域によって異なるため、具体的な情報は所属する学校や地方自治体にご確認ください。

特別支援教育就学奨励費は、障害を持つ子どもたちにとって、教育の機会を平等に享受するための大切な支援です。
この制度を利用することで、経済的な負担を軽減し、子どもたちが必要とする教育を受けやすくすることができます。
ご家庭や発達支援事業所、地域社会が連携し、子どもたち一人ひとりのニーズに合わせた教育環境を整えていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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