コラム

2023.12.08
発達障害について

きょうだい児への対応 - 家族の中でのバランスを保つためのポイント

家族に発達障害や特別なニーズを持つ子どもがいる場合、そのきょうだい児に対する注意と配慮は非常に重要です。
保護者様の注意が手のかかる子どもに集中しがちな中で、きょうだい児もまた特別な支援と理解を必要としています。
そこで今回は、きょうだい児への対応のポイントについて考えてみましょう。

1. きょうだい児の感情を認識する

きょうだい児は、しばしば複雑な感情を抱えています。
羨望、嫉妬、愛情、責任感、孤独感など、さまざまな感情が混在することがあるのです。
周りの大人は、これらの感情を認識し、共感を示すことが重要だと考えます。
そして、きょうだい児が自分の感情を安心して表現できる場を用意できると尚良いですね。

2. 一対一での時間を確保する

障害のある子に多くの時間や注意が向けられがちですが、きょうだい児と一対一で過ごす時間も確保しましょう。
この時間は、きょうだい児が自分自身が大切にされていると感じるために必要なものです。
共通の趣味を楽しむ、ゆっくり話をする、一緒に遊ぶなど、質の高い時間を一緒に過ごせると良いですね。

3. きょうだい児のニーズにも目を向ける

きょうだい児もまた、自分なりのニーズや願いを持っています。
例えば、学校での困りごとや友人関係など、きょうだい児自身の問題に対してもケアしていくことが大切です。
子どもたちの個性を大切にし、それぞれが自分らしく成長できるよう見守りましょう。

4. きょうだい児の立場を尊重する

障害のある子どもへの配慮が必要な中でも、きょうだい児の立場を尊重し、意見や感じ方を大切にすることが重要です。
発達に課題を持つ兄弟姉妹をサポートする役割を持つことも多々あるかと思います。
支え合えることは素晴らしいことであり、どの兄弟にも多かれ少なかれありますが、彼らが子どもであることを忘れず、無理な負担をかけないようにしましょう。

5. コミュニケーションを大切に

家族内でのコミュニケーションを大切にし、きょうだい児が感じていることや考えていることを話せる機会を持つことが必要です。
感情や考えを共有することで、家族としての理解と絆も深まります。
家族全員が参加できる活動を定期的に取り入れることを検討してもいいかもしれません。
このような活動は、きょうだい児にとっても、家族の一員として属する感覚を育む機会となります。

6. きょうだい児のためのサポートを利用する

きょうだい児専用のリソースやサポートグループもあるので、利用を検討してみてもいいかもしれません。
同じような状況の子どもたちと交流することで、自分だけではないことを理解したり、心理的サポートを受けることができます。

きょうだい児への対応は、家族全体のバランスを保つ上で非常に重要です。
感情やニーズに対して注意を払い、健やかに成長できるようサポートすることが、家族全員の幸せに繋がります。
きょうだい児は、障害を持つ兄弟姉妹と共に成長し、特別な絆を築くことができる貴重な存在です。
その成長を温かく見守り、必要なサポートを提供していきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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