2023.12.18
適応障害かもしれないと思ったら? 相談先や受診先について
生活の中での変化やストレスは、子どもたちにも大きな影響を与えることがあります。
適応障害は、ストレスが蓄積した結果として現れることがあり、日常生活や学校生活に支障をきたすこともあります。
特に子どもや若者は、環境の変化や学校・家庭でのプレッシャーに敏感なため注意が必要です。
前回のコラムに続き今回は、適応障害の可能性があると思った場合の相談先や受診先について解説します。
【適応障害とは】
適応障害は、特定のストレス源(例えば、環境の変化、学校での問題、大切な人との別れなど)に対して適応できずに、感情的または行動的な問題が生じる状態を指します。具体的には、抑うつ、不安、涙が止まらない、問題行動などのさまざまな症状が表れ、日常生活に支障を及ぼします。
子どもが適応障害かもしれないと感じたら、最初のステップとして、学校のカウンセラーやかかりつけの小児科医、地域の相談窓口に相談することがおすすめです。
状況に応じて、精神保健福祉センターや身近な精神科、児童精神科、心療内科などの医療機関を受診しましょう。
【相談先】
・学校のカウンセラー子どもが学校で問題を抱えている場合、まずは学校のカウンセラーに相談することを検討してみましょう。
カウンセラーは学校生活に関する問題のプロフェッショナルなので、適切なアドバイスをもらえるかもしれません。
・かかりつけの小児科医
子どもの身体的な健康も関連している場合、小児科医に相談することをおすすめします。
必要に応じて、心理療法士や精神科医への紹介を受けることができます。
・公共の相談窓口
地域の保健センターや児童発達支援センターなどの公共の相談窓口もあります。
ここでは子どもの心理的な問題に関して、専門家のアドバイスを受けることができます。
【受診先】
・精神保健福祉センター精神保健福祉センターは、精神保健福祉法にもとづき各都道府県・政令指定都市に設置されている支援機関です。
心の病気に関する困りごとの相談に対するアドバイス、医療機関や支援機関についての情報提供、精神科デイケアなどのプログラムをおこなっています。
・精神科・児童精神科
精神科は、心の症状や病気を専門として、心の病気そのものの治療をおこないます。
児童精神科は、子ども特有の心理的な問題に対応する専門家がいる場所です。
適応障害を含むさまざまな心理的な問題について相談したり、必要な治療を受けることができます。
・心療内科
心療内科は、さまざまなストレスが要因で、身体に症状が現れる症状を扱う診療科です。
身体の不調の背景に、心理的なきっかけやストレスが思い当たる時は心療内科が専門となります。
【受診までにしておくこと】
①症状の記録子どもの行動や気分の変化を記録しておくと、医師やカウンセラーとのコミュニケーションがスムーズになります。
②健康的なライフスタイルの維持
できる限り、規則的な睡眠、バランスの取れた食事、定期的な運動を心がけましょう。
③サポートシステムの構築
家族や友達、先生などにサポートを依頼し、必要なときに頼ることができるようにしておきましょう。
適応障害は、適切なサポートと治療によって改善されることが多いとされています。
「もしかして適応障害?」と感じた場合は、なるべく早期にその子に合ったサポートを受けることが重要です。
子どもたちの心の声に耳を傾け、必要な時には躊躇せず専門家に相談しましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
