コラム

2023.12.17

子どもの適応障害とは? どんな子がなりやすい?

子どもの心は繊細で、時に生活の変化やストレスに強く反応します。
このような状況で現れる心の問題の一つが「適応障害」です。
適応障害は、特に変化やストレスの多い時期に生じやすいと言われます。
今回は、適応障害とはどんな状態か、どんな子がなりやすいのか、その特徴やサインについて考えてみましょう。

【適応障害とは】

適応障害は、ストレスの多い出来事や生活の変化の後に現れる心理的な不調を指します。
子どもたちが感じるストレスに対してキャパオーバーになってしまうと、感情的、行動的な問題を引き起こしてしまうのです。
ストレスの感じ方や捉え方は人それぞれです。
大きなストレスを感じていても「気持ちの問題」などと我慢し、知らず知らずのうちに適応障害になってしまう人も少なくありません。

【適応障害になりやすい子の特徴】

・感受性が高い
感受性が高く、感情が豊かな子どもは、傷つきやすかったり、他人の感情に敏感に反応しやすい傾向にあります。

・環境の変化に敏感
年度の変わり目、家族構成の変化、引っ越しなど、生活環境の変化に特に敏感な子どもは不安定になりやすい傾向があります。

・内気な性格
内向的で、感情を内に秘めがちな子どもは、ストレスを外に発散することが難しく、適応障害になるリスクが高まると言われています。

・まじめでかつ頑固
まじめなのは素晴らしい面ですが、「~すべき、~でなければならない」といった思考が強くなると、柔軟な対応が難しくなります。

・以前に心理的トラウマを経験
過去に心理的なトラウマを経験した子どもは、新たなストレスに対しても脆弱になることがあります。

・社会的支援の不足
家族や学校などの社会的なサポートが不足している場合、子どもは適応障害を発症しやすくなります。

【適応障害のサイン】

・不安や憂鬱な気分が続く
・怒りやイライラ感が続く
・思考力・集中力・判断力が低下する
・睡眠障害や食欲不振
・登校・登園拒否や引きこもり

このようなサインが見られた際は、早期に適切なサポートと治療につなげることが肝心です。
『適応障害かもしれないと思ったら? 相談先や受診先について』は、次回のコラムで詳しくご紹介します。

適応障害になりやすい子どもたちが健やかに成長するためには、家族や学校、地域社会の理解と支援が不可欠です。
子どもたち一人ひとりが安心して成長できるよう環境を整え、些細な変化にも気づけるように注意していきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

無料体験レッスン お問い合わせ / 資料請求