コラム

2023.12.22
幼児期の発達

入園後の登園拒否がずっと続く… 集団生活が苦手な子にできる対応は?

幼稚園や保育園への入園は、多くの子どもにとって初めて集団の中で生きる大きな一歩です。
しかし、集団生活に慣れるのが難しい子どもたちにとって、この新しい環境はストレスの原因となり、時に登園拒否につながることもあります。
そこで今回は、集団生活が苦手な子どもたちが直面する課題と、それに対する効果的な対応策について考察します。

【登園拒否の背景】

登園拒否の背景には、さまざまな理由があります。
新しい環境への不安、親との分離不安、対人関係の難しさ、過去の悪い経験などが挙げられます。
これらの問題に対処するためには、子どもの感じている感情を理解し、その子に合ったサポートを提供することが重要です。

【対応のポイント】

①徐々に慣らす
多くの園で、短時間の預かりから始め、徐々に時間を延ばしていく方法が取られていますが、特に時間がかかりそうな場合は個別に期間を設定してもらえることもあります。
子どもが新しい環境に慣れるまで、ゆっくりと時間をかけましょう。

②安心感を与える
子どもの感情や不安を受け止め、安心させることが大切です。
子どもの話をよく聞き、共感を示しましょう。
親との分離に不安を感じる場合は、保護者様が一緒に教室に入ることから始めるのも一つの方法です。
また、「がんばれるマーク」を手に描いたり、「勇気の絆創膏」を指に巻いていくなどが有効なことがあります。

③ポジティブな話題の共有
ご家庭でも積極的に園の様子を話したり、園での楽しい経験を共有したりすることで、子どもの不安を軽減できます。
園での楽しかったこと、できたことを家で積極的に話し、ポジティブな体験を強調します。

④先生との連携
子どもの特性や不安について先生に伝え、協力してもらうことも重要です。
先生が子どもの不安を理解し、サポートや声掛けをしていくことで、子どもは徐々に安心感を得ることができます。

⑤小さな成功を褒める
登園に成功した日、一日を無事に過ごした日など、小さな成功を積極的にほめて励ましましょう。
スモールステップで小さな達成感をたくさん感じられるようにすると良いです。

集団生活が苦手な子どもたちにとって、幼稚園や保育園で過ごすことは大きな挑戦です。
無理に登園を強制するのではなく、子どもの感情を理解し、安心して気持ちを話せる環境を作りましょう。
保護者様や先生が協力し合い、一人ひとりのペースに合わせたサポートを提供することで、子どもたちは新しい環境に慣れ、自信を持って成長することができるはずです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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