コラム

2024.01.05
発達障害について

カサンドラ症候群とは? 発達障害の家族がいる人が注意したいこと

カサンドラ症候群は、発達障害を持つ家族がいる人が経験することがある精神的な状態です。
特に、自閉症スペクトラム(ASD)を持つパートナーや子どもを持つ人たちに見られる場合が多いと言われます。
今回は、カサンドラ症候群の特徴と、発達障害の家族がいる人が注意したいことについて考察します。

【カサンドラ症候群とは】

カサンドラ症候群は、発達障害のある家族との関係において、配偶者や親が感じる孤立感、理解されないという感覚、ストレスや不安を指します。
この症候群は、対人関係のストレスや、社会的な支援の欠如から生じることが多いです。
「カサンドラ」という名前は、ギリシャ神話の予言者カサンドラに由来しており、彼女の予言が信じられなかったことから、自分の感じる苦痛や問題が他者に理解されない状況を表しています。

【カサンドラ症候群の特徴】

カサンドラ症候群には、以下のような特徴があります。

・孤立感
発達障害のある家族とのコミュニケーションの困難さから、孤立感や孤独を感じることがあります。

・感情的な疲労
家族のニーズに応えようとする中で、感情的な疲労や燃え尽きを経験することがあります。

・理解されない感覚
家族外の人々からの理解を得られないことで、孤独感が増幅されることがあります。

【注意したいポイント】

発達障害の家族を持つ人が、カサンドラ症候群を経験しないようにするためには、以下の点に注意が必要です。

①情報と理解
発達障害に関する知識を深め、家族が抱えがちな困難を理解しておくことが重要です。

②サポートネットワーク
サポートグループやカウンセリングを利用し、同じような状況の人や専門家からのサポートを求めることも検討しましょう。

③自己ケア
心と身体の健康を維持するため、自己ケアを実践することも大切です。
自分自身の感情やニーズを大切にし、自己犠牲になりすぎないよう注意しましょう。

④コミュニケーションの工夫
発達障害のある家族とポジティブな関係を築くため、コミュニケーションを改善するための工夫が必要です。
具体的な工夫については、次回のコラムでご紹介します。

⑤カウンセリングやセラピー
必要に応じて、カウンセラーなど専門家の助言を受けることも検討しましょう。

カサンドラ症候群は、発達障害のある家族との関係において、非常にストレスが高い状態です。
そのため、家族全員の心の健康を保つためには、この症候群に対する理解と必要なサポートを求めることが不可欠です。
発達障害の家族を持つことは、時に困難でもありますが、適切なサポートと理解があれば、より健全で幸福な家庭生活を送ることができるはずです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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