コラム

2024.01.14
幼児期の発達

おもちゃの貸し借りができるのはいつから? 取り合いが激しい場合の対処法

おもちゃの貸し借りは、子どもたちが社会性や共有の概念を学ぶための大切なステップです。
しかし、特に幼児期には、おもちゃの取り合いが頻繁に見られ、親としてはどうしたらいいものか対応に困ってしまうかもしれません。
そこで今回は、子どもはおもちゃの貸し借りをいつからできるようになるのか、そして取り合いが激しい場合の対処法について解説します。

【おもちゃの貸し借りができるようになる時期】

多くの子どもは、2歳から3歳にかけて共有や交換といった概念を理解し始めます。
この時期、子どもたちは自我が発達し、「自分のもの」という気持ちが強く出始めるため、おもちゃの取り合いが特に多くなります。

いつから貸し借りができるようになるかは、子どもの社会的な発達や個性によって異なります。
早い段階で共有の喜びを覚える子もいますが、少し時間がかかる子もいます。

【取り合いが激しい場合の対処法】

1. モデリング
大人が共有する姿を見せることで、子どもは共有の行動を学びます。
親や先生がお互いに物を貸し借りする様子を見せ、共有の良さを強調しましょう。

2. 順番待ちの導入
同じおもちゃを使いたい子どもが複数いる場合は、順番を決めてタイマーなどで使用時間を計る方法があります。
それぞれの子どもが平等におもちゃを使えるようにしましょう。

3. 言葉での解決を促す
おもちゃを取り合う代わりに、言葉で感情を表現し、交渉する方法を教えます。
子どもが「使いたい」と言ったり、「次は私の番」と言えるように励ますことが重要です。

4. 感情を認識する
子どもがおもちゃの取り合いで怒ったり悲しんだりした場合、その感情を認めて、名前をつけることで、感情の理解と表現を助けます。

5. 適度な監視
子どもたちが一緒に遊ぶ時は、適度な監視が必要です。
大人が近くで見守りながら、必要に応じて介入しましょう。

6. おもちゃの数を管理
同じ種類のおもちゃが複数ある場合、取り合いが少なくなります。
また、一度にたくさんのおもちゃを出さないようにして、選択肢を限定することも効果的です。

【社会性を身につけるチャンス】

おもちゃの貸し借りと取り合いは、子どもの社会的スキルの発達における自然な過程です。
子どもたちがおもちゃを通じて共有、交換、協力を学ぶ中で、その社会性は大きく成長します。
周りの大人は、子どもが他者との関係を築く重要なスキルを育むための支援役となれると良いですね。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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