2024.01.13
熱せん妄とは? なりやすい子の傾向はある?
子どもが高熱を発すると、親としては非常に心配になるものです。
その中でも、特に注意が必要なのが「熱せん妄」という状態です。
今回は、熱せん妄の特徴、なりやすい子どもの特徴、および対処法について解説します。
【熱せん妄とは】
熱せん妄は、通常38.5度以上の高熱によって引き起こされる精神的な混乱状態です。幼児期から学童期の子どもたちに発生しやすく、熱が下がれば自然と解消されます。
主な症状には、意識の混濁、幻覚、不安、興奮、混乱などがあります。
熱せん妄は一時的なものである場合が多く、適切な治療とケアによって改善されますが、発症した際は迅速な対応が求められます。
【熱せん妄になりやすい子】
熱せん妄は特定の子どもに多く見られるわけではありませんが、以下のような特徴を持つ子どもに発生することがあります。〈年齢〉
特に3歳から7歳の間の子どもたちに多く見られます。
〈体質的な傾向〉
体質的に熱を出しやすい子どもや、免疫反応が強い子どもが熱せん妄になりやすいとされています。
〈既往歴〉
以前に熱せん妄を経験したことがある子どもは、再発する可能性があります。
【熱せん妄の症状】
熱せん妄の症状には、以下のようなものがあります。・38℃以上の高熱
・混乱状態(本人が周囲の状況を理解できない)
・幻覚や妄想(見えないものが見えたり、現実と異なる信念を持つ)
・興奮状態(異常なほど興奮したり、過度に動き回る)
【熱せん妄の対処法】
①熱せん妄の兆候を見つけたら、すぐに医師の診断を受けましょう。②高熱が熱せん妄の引き金となるため、解熱剤の使用や冷却方法で体温を下げることが重要です。
③子どもが落ち着けるよう、静かで安心できる環境を提供しましょう。
④脱水を防ぐため、水分補給を忘れずに。
【予防はできる?】
熱せん妄の発生を完全に予防する方法はありませんが、発熱時の迅速な対応や、体調管理に留意することでリスクを減らすことが可能です。また、症状の早期発見や、発熱初期に適切な対応をすることで、高熱による合併症を防ぐことができます。
熱せん妄は子どもにとっても、保護者様にとっても、非常に心配な状態です。
いざという時のために知識を持っておくことで、子どもへの適切な対応が可能となります。
子どもが高熱を出した際は、冷静に対応し、必要ならばすぐに医療機関を受診しましょう。
熱せん妄は通常、一時的なものとされていますので、適切な対応をすれば子どもたちはすぐに健康な状態に戻ることができると考えられます。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
