コラム

2024.01.16
幼児期の発達

癇癪とパニックは予防が大事! 修羅場を回避するための戦略とは

子どもが癇癪を起こしたり、パニックになったりする場面は、多くの保護者様にとって悩みの種です。
特に、公共の場所や重要なイベント中に起きた場合、対応に困り果て、憂鬱に感じられることもあるのではないでしょうか。

起きてしまってから対応するのは、親子共にストレスがかかります。
そのため、これらの状況は「予防」が非常に大切です。
事前の準備と理解によって、多くの修羅場は回避できます。
そこで今回は、癇癪とパニックを予防するための効果的な方法について考えてみましょう。

【どうして起こる?】

癇癪やパニックは、子どもが過度のストレスや感情を経験し、それをうまく処理できないときに発生します。
特に小さな子どもや発達障害を持っている子は、自己コントロール力が十分に育っていないために、起こりやすい傾向にあります。

【癇癪・パニックの予防策】

①環境の調整
子どもの特性に合わせて、刺激やストレスを与える環境、癇癪が起きやすい状況を避けることが重要です。

②ルーティンの確立
子どもは予測可能なルーティンに安心感を覚えます。
日々の活動、食事、睡眠の時間などを一定に保つことで、子どもの安心感を高めることができます。

③予期管理
新しい活動を始める時や予定に変更がある場合は、事前に子どもに知らせ、何が起こるのかを理解させます。
これにより、不安やイライラを軽減することが可能です。

④感情の言語化
子どもが自分の感情を理解し表現できるよう、感情に名前をつけて教えます。
感情を言葉で表現できるようになると、次第に感情をコントロールしやすくなっていきます。

⑤ストレス対処法の教育
深呼吸などのリラクゼーション法を教えておくことで、子どもがストレスに効果的に対処する方法を学べます。

⑥要求の適切な管理
子どもの要求をすべて満たす必要はありませんが、不必要な衝突を避けるためには、要求を一旦聞いてあげることも必要です。
聞いた上で、どこまでなら受け入れられるかを伝えたり、今は無理でも別の機会を提供できるなどの提案をしてみると納得できることもあります。

【緊急時の対応】

1. 冷静さを保つ
親が冷静であればあるほど、子どもも落ち着きやすくなります。

2. 安全の確保
子どもが自分自身や他人に危害を加えないように、安全を確保します。

3. 子どもを落ち着かせる
落ち着いた声で話しかけ、安心できる環境へ移動します。
叱るのは逆効果になりますので、理解と共感を示し、子どもの感情を受け止めましょう。

癇癪やパニックは、子どもの成長の一環として起こる自然な現象です。
とは言え、起こってしまうと親ができることは限られ、嵐が過ぎ去るのをじっと待つのみという状況にもなり得ます。
今回ご紹介した予防策をこうじておくことで、その発生を減らすことができますので、参考にしてみてください。
周りの大人の理解と準備によって、子どもの感情的および社会的スキルの発達をサポートすることができるはずです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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