コラム

2024.01.27

てんかんとは? - 原因や発作の種類、発達障害との関連について

てんかんは、脳の電気的活動の異常によって起こる神経系の疾患です。
この病気は、突然の発作を引き起こすことで知られており、時に発達障害と関連することがあると言われています。
今回は、てんかんの原因、発作の種類、治療法、そして発達障害との関連について解説します。

【てんかんとは】

てんかんは、脳内の神経細胞が異常に興奮し、一時的な機能障害を起こす疾患です。
この状態は「発作」と呼ばれ、意識の喪失や体のけいれんなど、さまざまな形で現れます。
これは単一の病気ではなく、さまざまな原因と症状を持つ一群の症候群として知られています。

【原因】

てんかんの原因は多岐にわたり、特定が難しいこともありますが、主なものを以下に挙げます。

・遺伝的要因
てんかんは遺伝的な要素を持つことがあります。

・脳の損傷
頭部のけが、脳炎、脳腫瘍などが原因で発症することがあります。

・発達上の問題
自閉症スペクトラムや脳性麻痺など、他の脳機能の障害と合わせて発症することがあります。

【発作の種類】

てんかんの発作は大きく分けて二つのカテゴリーに分類されます。

・全般発作
全般発作は脳の両側に影響を及ぼします。
体が硬直した後にけいれんを起こし意識を失う「強直間代発作」(いわゆる「大発作」)や、短時間意識が遠のく「欠神発作」などがあります。

・部分発作
部分発作は脳の特定の部位に限定されます。
意識がある状態で起こる「単純部分発作」と、意識がもうろうとする「複雑部分発作」があります。

【発達障害とてんかんの関係】

発達障害を持つ子どもたちは、一般の子どもたちよりもてんかんを発症するリスクが高いとされています。
国立精神・神経医療研究センターによると、自閉症スペクトラム(ASD)では5~38%にてんかんが併存し、ADHDでは12~17%にてんかんの併存が報告されています。
中でも、知的障害をともなう場合は、知的障害がない例の約3倍にてんかんの併存が報告されてます。

【治療と管理】

てんかんの治療には、薬物療法が一般的です。
抗てんかん薬は、発作の頻度や強度を減少させるのに有効とされています。
規則正しい睡眠、健康的な食生活、ストレスの管理など、日常生活の中での健康管理も重要です。
また、一部の重篤なてんかんの場合、脳の特定の部分を手術によって取り除くことで、発作を減少させることもあります。

てんかんは、適切な診断と治療により管理可能な状態になることが多いと言われています。
発達障害のある子どもたちの場合、てんかんの管理だけでなく、その他の発達上のニーズにも注意を払うことが必要です。
保護者様や教育者は、てんかんを持つ子どもたちが安全で快適な環境で成長できるよう、適切なサポートを提供することが求められます。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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