2024.02.07
発達障害について
発達障害者支援法とは? - 社会的障壁を除去するために
発達障害者支援法は、発達障害を持つ人たちが社会の中で支援を受け、自立した生活を送ることができるようにするための法律です。
今回は、この法律がどのように発達障害を持つ人たちの支援に貢献しているのかについて説明します。
【発達障害者支援法の施行】
発達障害者支援法は2005年に施行されました。この法律の目的は、発達障害を持つ人たちが必要な支援を受け、社会の一員として尊重される権利を保障することです。
発達障害は、自閉症スペクトラム(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)など、さまざまな状態を含みます。
発達障害者支援法ができたことで、発達障害を持つ人たちは初めて公的支援を受けることができるようになりました。
この法律ができる前は、発達障害のある人たちへの支援は、主に知的障害を持つ人たちへの支援の一部でした。
よって、知的障害のない発達障害の人たちは、特別な支援を受けられませんでした。
支援を受けられるかどうかは、知的障害があるかないかで決まっていたということです。
【改正とその影響】
この法律は2011年と2016年に重要な改正がおこなわれました。これらの改正は、発達障害を持つ人の権利と支援の範囲をさらに拡大し、より包括的なサポートを提供することを目的としています。
【支援の内容】
発達障害者支援法に基づく支援には、以下のようなものが含まれます。・教育支援
学校や教育機関において、特別な教育プログラムや個別の学習支援が提供されます。
・就労支援
職場での適応のための配慮や、職業訓練の提供を通じて、発達障害を持つ人が働きやすい環境が整備されます。
・医療・福祉サービス
必要に応じた医療サービスや福祉サービスが提供され、日常生活や社会生活の質の向上が図られます。
・相談支援・情報提供
発達障害を持つ人やその家族が利用できる相談窓口や情報提供サービスが整備されます。
【社会への影響】
発達障害者支援法は、発達障害を持つ人たちが、自分らしく生きるための支援を受ける権利を保障する重要な法律です。この法律の施行と改正により、発達障害への理解と支援が進み、特性のある人が社会の一員として尊重される機会が増えていると感じます。
発達障害があってもなくても、一人ひとりがその能力を最大限に発揮できる社会を目指して、これからも支援の手を強化し続けることが大切なのではないでしょうか。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
