コラム

2024.02.17
コペルメソッド

療育受けてどんな成果を実感した? - 約600人のアンケート結果をご紹介

子どもの発達を支援する場である療育。
それは、発達に課題を抱える子どもたちが、自分らしい成長を遂げるための大切な場所です。
では、実際に療育受けた子どもの保護者様はどんな成果を実感しているのでしょうか?
今回は、コペルプラスがおこなったアンケート結果をご紹介しながら、どのような能力が向上したと感じているか、また、どのような取り組みが成果につながっているのかについて探ります。

【療育とは】

療育とは、発達に課題を持つ子どもたちに対し、その能力や可能性を引き出すための教育や支援を指します。
個々のニーズに合わせたプログラムを通じて、社会的スキル、コミュニケーション能力、学習スキルなど、さまざまな面をサポートします。

【成果を感じた能力の向上は?】

コペルプラスでは2021年、実際に通っていただいている保護者様を対象に「30周年アンケート」を実施し、596名の方にご回答をいただきました。
その中でも今回は、「成果を感じた能力の向上」という設問の回答結果をご紹介します。


たくさんの保護者様が、お子様の能力の向上を実感してくださっていることがわかります。
その中でも、半数以上の方が「成果を実感した」と回答した上位4項目について、コペルプラスのどんな取り組みが成果につながったのか検証してみます。

1.「言葉を話すようになった、言葉が増えた」359名

コペルプラスでは、コミュニケーション(伝えたいという意欲)の先に言葉があると考えています。
そのため、まだ発語がない・少ない子どもに話すことをひたすら求めるより、豊かなコミュニケーションにつながる関わりを重ねることを重要視しています。
伝えようとする様子が見えた際には、言葉のモデルを示し、子どもから言葉があふれてくるのを待つことで、自然と言葉が増えていくのを実感できるのです。

2.「数に興味を持ち、理解が高まった」336名

コペルプラスでは、数の理解のステップを一つずつ踏んでいけるように課題を組み立てています。
日常的にも数は身の回りにあふれていますので、一緒に数えることを楽しむことから始め、モノと数を一つずつ対応させること、安定した順序で数えること、とステップアップしていきます。

3.「コミュニケーションが豊かになった」333名

コミュニケーションは相互のやりとりで、一方的なものではありません。
ですから、子どもからの発信を引き出す、誘う、あるいは発信を受け止めて伝わるように返すことがとても大切です。
一方的に教えるのではなく、やりとりの「成功体験」を増やしていくイメージでお子様と関わっています。

4.「文字に興味を持ち、理解が高まった」331名

文字を読むために、コペルプラスではさまざまな課題を用意しています。
例えば、ひらがなえほん、あいおうえおのうた、文字と文字のマッチング、絵と文字のマッチング、文字カルタ、文字パズルなどなど挙げればきりがありません。
お子様のペースを大切に進めることはもちろん、苦手さがある場合は余計に、楽しみながら取り組めるよう工夫を重ねています。

【コペルプラスの特徴】

コペルプラスでは、何事も楽しく学ぶことを非常に大切にしています。
「自分にもできる!」「楽しい!」と思えるやり方なら、苦手であっても積極的に取り組むことができるからです。
子どもだけにやらせるよりも手本を見せる、あるいは楽しみながら一緒に取り組むことを意識することで、「先生と遊んでいたらいつの間にかできるようになっていた」という状態を作り出すことが理想です。

まとめ

療育の成果は、一つの大きな飛躍というよりも、多くの「小さな成功体験」の積み重ねとして現れます。
子どもたちが新しいことに挑戦し、それを楽しく乗り越える度に、療育の価値を再確認することができるはずです。
日々の小さな変化に目を向け、その一つ一つを大切にすることで、子どもたちが自分らしく生きる力を育んでいけたらと考えています。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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