2024.02.16
幼児期の発達
早生まれのメリットは? - 知能、芸術、社会性まで!実は多いプラスの影響
前回のコラムでご紹介したように、早生まれの子どもたちは多くの場合、社会生活で年齢のわずかな差による挑戦に直面すると考えられがちです。
しかし、この微妙なスタートの差が、知能発達、芸術的才能、そして社会性の面で、予想外のメリットをもたらすこともあります。
そこで今回は、これらのメリットを探り、早生まれの子どもたちが持つポテンシャルに光を当ててみましょう。
1. 知能発達における強み
早生まれの子どもたちは、年長の同級生と共に活動することで、問題解決能力や創造的思考を早くから養う機会を持ちます。そのため、学ぶ意欲が自然と刺激され、新しい知識を吸収する速度も速くなるという研究結果があります。
また、年齢よりも成熟した考え方をすることができるようになり、知的好奇心が強まることもあると言います。
2. 芸術的才能の芽生え
早生まれの子どもたちの中には、芸術表現に対して独特の感性を持つ子もいます。同年齢の子どもたちよりも早くから多くの経験を積むことが、豊かな想像力・創造力を発展させるきっかけとなることもあるのです。
早生まれであることが、周囲とは異なる方法で世界を見ることを可能にし、創造的な才能の源泉となることもあると言います。
3. 社会性の成長
早生まれの子どもたちは、園生活・学校生活における年長の同級生との関わりを通じて、早くから協調性や共感力を発達させる必要があります。そこで効果的にコミュニケーションを取るためのスキルを身に付け、それが幅広い社会的関係を築く基盤となるとの考え方もあります。
また、月齢が低いことからくる挑戦を乗り越える中で、適応力や自立心を強化することもできるかもしれません。
【早生まれのメリットを引き出す育て方】
①発達・成長を比べない子どもの発達は個人差が大きく、早生まれでも遅生まれでも、周りと比べて一喜一憂する必要はありません。
その子自身のペースを大切に、成長を見守ってあげられると良いですね。
②好奇心の促進
子どもたちが持つ好奇心を活かし、多様な経験や学習機会を提供していきましょう。
例えば、興味を持った分野に関する絵本を読んだり、科学の実験や創作活動を楽しむことが効果的です。
③達成感と自信の育成
子どもが直面する課題を乗り越えるたびに、その頑張りを認め、称賛することが、子どもの自信を育みます。
小さな成功でも大きくほめることで、子どもは次のステップに進む勇気を持つことができます。
まとめ
早生まれの子どもたちが直面する挑戦は確かに存在しますが、これらの挑戦を乗り越える過程で得られるメリットもあるのではないでしょうか。一人ひとりの個性と能力を認識し、子どもたちが自信を持って成長し続けることを、保護者様と共にサポートしていければと思っています。
早生まれの子どもたちが、そのユニークな強みを社会に発信できる日が楽しみです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
