2024.02.20
発達障害について
子どもの多動性、どこからがADHD?
子どもの活発さは、成長過程でよく見られる特徴です。
走り回ったり、じっとしていられなかったりするのは、子どもたちにとってごく自然な行動ですね。
しかし、こういった行動が一定の範囲を超えると、「もしかしてADHD?」と疑問に思う保護者様もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、子どもの多動性が普通の活発さとされる範囲と、ADHDの診断を受ける可能性がある範囲の境界について探ります。
【子どもの活発さを理解する】
活発なタイプの子どもたちは、好奇心旺盛でとてもエネルギッシュです。新しいことを学ぶ意欲が高く、周囲の世界に対する探求心が強い傾向にあります。
このような行動は、子どもの健全な発達の兆候でもあり、運動能力、社会性、認知能力の向上に欠かせない要素です。
【ADHDとは】
ADHD(注意欠如・多動性障害)は、注意力の欠如、衝動性、過剰な活動性が特徴的な発達障害です。これらの特性は、子どもの学習能力、社会的スキル、そして自尊心に影響を及ぼす可能性があります。
ADHDの子どもたちは、ただ活発なだけではなく、学校や家庭生活において顕著な困難を経験することがあるのです。
【通常の活発さとADHDのちがい】
子どもの多動性を見る際、以下の点で通常の活発さとADHDとを区別することが可能です。①持続性
ADHDの子どもたちは、状況や環境に関わらず、一貫して多動性を示します。
ただ活発な子どもたちは、特定の状況や興奮している時にのみ、このような行動を見せることが多いです。
②影響度
ADHDの子どもたちの行動は、学習や人間関係に顕著な影響を及ぼします。
一方、通常の活発さを持つ子どもたちは、多くの場合必要に応じて行動を調整することが可能です。
③衝動性
ADHDの子どもたちは、しばしば衝動的な行動を取り、「待つ」ということが困難です。
これは、通常の活発さとは異なる特徴と言えます。
【ADHDかもと思ったら】
もし子どもの多動性がADHDの可能性を示唆している場合、以下のステップを踏むことが推奨されます。1. 専門家に相談する
子どもの行動に関して心配がある場合は、小児科医や児童精神科医、または発達支援センターなどの専門家に相談してみましょう。
2. 評価と診断
ADHDの診断は、医療専門家がおこなう一連の評価を通じてのみ確定されます。
この過程で、保護者様や園・学校の先生からの情報収集もおこなわれますので、気になる行動はメモしておくと良いかもしれません。
3. サポートと介入
ADHDの診断を受けた場合、療育や環境調整、場合によっては薬物療法など、さまざまなサポートや介入が利用可能です。
まとめ
すべての子どもたちは、独自のペースで成長し、発達します。ADHDの診断を受けた場合でも、適切な支援を提供し、理解をもって接することで、子どもたちは充実した園・学校生活や家庭生活を送ることが可能です。
子どもの多動性が示すサインを見逃さず、必要に応じて専門家に助言を求めることが、子どもたちの健やかな成長を支える上で重要だと考えます。
コペルプラス各教室でも、随時ご相談を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
