コラム

2024.02.19
幼児期の発達

ハンドリガードとは? - 赤ちゃんが手を見つめる発達のサイン

生後数ヶ月の赤ちゃんが自分の手をじっと見つめる行動を「ハンドリガード」と呼びます。
その瞬間を目にすると、赤ちゃんが新しい発見をしたように見えて愛らしいものですね。
しかし、この行動は単なるかわいらしさ以上の意味を持ち、赤ちゃんの発達において重要なサインの一つと言われています。
今回は、ハンドリガードがなぜ発達のサインなのか、そして赤ちゃんがこの行動を示さない場合の対処法について考察します。

【ハンドリガードと発達の関係】

ハンドリガード(Hand-regard)とは、自分の手をじっと眺める赤ちゃんに特有のしぐさです。
赤ちゃんが発達していく中でのステップの一つであり、だいたい生後3~4ヶ月頃に見られると言われています。
この行動は、赤ちゃんが自分の身体と外界を認識し始めた証しであり、視覚と運動能力の発達、そして自己認識の初期段階を示しています。
赤ちゃんと「自分自身の手」との出会いは、幼児期にかけて思い通りに体を動かしていくためのはじめの一歩でもあるのです。

【手を見つめる意味】

赤ちゃんが自分の手を見つめる行動は、次のような発達上の意味を持ちます。

・感覚統合の発達
手を動かしたり、口に持っていったりすることで、触覚や味覚を含む感覚情報を統合します。

・原始的な自己認識
自分の体の一部として手を認識し始めることは、自我の発達の初歩でもあります。

・手先の協調性
手をじっと見つめることは、その後の親につかまる動作や物をつかむ能力の発達に繋がります。

【ハンドリガードをしない場合の工夫】

赤ちゃんがハンドリガードの行動をあまり示さない場合でも、できる工夫がいくつかあります。

・手との相互作用を促す
赤ちゃんの手に触れ、優しくマッサージをすることで手の感覚を刺激します。
また、色とりどりの指人形や柔らかいおもちゃを手に持たせて、手の感覚や動きに注意を向けさせます。

・視覚的な興味を引く
赤ちゃんの視線の先にカラフルなおもちゃを動かして見せ、その動きに手を伸ばさせるよう促します。
これにより、手と目の協調を養うことができます。

・日常活動に取り入れる
赤ちゃんにラトルを持たせてみるなど、日常のさまざまな活動において手を使う機会を増やします。

まとめ

ハンドリガードは、赤ちゃんの発達において重要なサインの一つです。
この行動を通じて、赤ちゃんは自分の身体と外界を認識し、探求を始めます。
もし赤ちゃんがこの行動をあまり示さない場合でも、周りの大人が積極的に関わることで、赤ちゃんの感覚や運動能力の発達を促すことができます。
重要なのは、赤ちゃん一人ひとりが個別のペースで成長するということを理解し、その成長を温かく見守り、サポートすることです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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