コラム

2024.03.07
発達障害について

新たな始まりの春 ~発達障害を持つ子どもの不安と向き合う~

春は新しい生活が始まる季節です。
入園、入学、進級、クラス替えなど、子どもたちにとって大きな変化の時期です。
時に、発達障害を持つ子どもたちにとって、この変化は大きな不安を伴います。
今回は、発達障害を持つ子どもが春に抱えがちな不安の原因と、その不安を和らげるために周りの大人ができることを探ります。

【不安の原因】

・新しい環境への適応
発達障害を持つ子どもたちにとって、未知の環境は予測不可能な出来事が多く、ストレスを感じやすいです。
新しいクラスメイト、先生、教室といった変化が、ストレスや不安の原因となることもあります。

・ルーティンの変更
発達障害を持つ子どもたちは、日常生活の一貫性と予測可能性を好みます。
春に訪れる変化は、日常生活のルーティンにも変化をもたらし、安心感を奪うことがあります。

・コミュニケーションの困難
新しいクラスメイトや先生に慣れていないため、コミュニケーションが難しく感じることがあります。

・過去の経験
過去に進級などで困難を経験した子どもたちは、それが再び起こるのではないかと不安に感じることがあります。

【不安を和らげるためにできること】

①事前準備
新しい環境に慣れるために、事前に学校や園の見学をする、進級に伴う変更点を確認するなど、準備をおこなうと良いでしょう。

②ルーティンの維持
できるだけ日常生活のルーティンを維持し、変化を少しずつ導入することで、子どもの不安を和らげます。

③ポジティブな話題の共有
新しい環境での楽しい体験や成功体験を共有することで、子どもの自信を高め、前向きな気持ちを育みます。

④サポート体制の構築
学校や園との連携を密にし、子どもが必要とするサポートが十分に提供されるようにします。
また、同じ悩みを持つ家族との交流も支えとなるかもしれません。

⑤感情の受容
子どもの感情を受け止め、共感することで、自分の感情を安全に表現できる環境を整えます。

まとめ

春は、発達障害を持つ子どもたちにとって多くの不安をもたらす季節ですが、十分な準備とサポートがあれば、この変化を乗り越え、成長の機会に変えることができます。
周りの大人が連携し、子どもたちが新しい環境に安心して適応できるよう、温かく支援していきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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