コラム

2024.04.05
発達障害について

自閉傾向はいつから現れる? - 初期のサインとその認識

自閉症スペクトラム(ASD)は、社会的コミュニケーションの困難や、限定的な興味、反復的な行動パターンなどの特徴によって定義される発達障害の一種です。
自閉傾向は、子どもの初期の発達段階で現れることが多く、早期に気づくことで、さまざまなスキルの向上を目指すことが可能です。
そのためには、周りの大人が広く自閉傾向についての知識と理解を持っていることが必要だと考えます。
そこで今回は、自閉傾向がいつ、どのようにして現れるのか、そしてそれをどのように認識すれば良いのかについて探ります。

【自閉傾向が現れる時期】

自閉症の兆候は、生後数ヶ月から顕著になり始めることがありますが、多くの場合、明確なサインが見られるのは1歳半~2歳頃です。
ただし、個々の子どもによって発達のペースは異なり、一部の子どもではもう少し遅く自閉傾向が見られることもあります。

【初期のサイン】

自閉傾向の兆候は多岐にわたりますが、以下に代表的なものを挙げます。

〈社会的相互作用の欠如〉
・目が合わないことが多い
・人の笑顔に応じない、または名前を呼んでも反応しない
・他人との親密さや愛情表現に興味を示さない

〈コミュニケーションの遅れ〉
・年齢に応じた言葉の使用が遅れる
・身振り手振りや表情での意思疎通を試みない
・繰り返しの言葉やフレーズを使うことがある

〈反復的な行動や限定的な興味〉
・特定のおもちゃや物に強い執着を見せる
・繰り返し行動(フラッピング、回転など)をする
・変化や新しい活動に対して過敏な反応を示す

【自閉傾向の認識と対応】

自閉傾向の初期サインが見られた場合、周りの大人はどのように対応すれば良いのでしょうか。

①観察と記録
子どもの行動や反応を注意深く観察し、気になる点を記録しましょう。

②専門家に相談
かかりつけの小児科医や発達の専門家に相談し、適切な評価を受けることが重要です。

③早期介入プログラムの検討
子どもの発達をサポートする療育では、言語療法、行動療法、社会スキルのトレーニングなど、一人ひとりのニーズに合わせた支援を提供しています。

【早期介入の重要性】

自閉症スペクトラムの早期発見と介入は、子どもの発達に大きな影響を与えることができます。
早期介入プログラムを受けることは、さまざまなスキルの向上を目指したり、子どもたちが可能な限り自立した生活を送るための足掛かりとなるはずです。

まとめ

周りの大人が自閉傾向を早期認識することが、子どもがその可能性を最大限に発揮するための鍵となります。
気になる兆候があった場合は、必要に応じて専門家のサポートを積極的に求めることが大切です。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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