コラム

2024.04.24
幼児期の発達

子どもがチャイルドシートやシートベルトを嫌がるときの対策

子どもがチャイルドシートやシートベルトの使用を嫌がるのは、多くの保護者様にとって頭を悩ます問題です。
しかし、車内での安全は非常に重要であり、子どもたちを守るためにはこれらの安全装置が必要不可欠です。
そこで今回は、子どもにチャイルドシートやシートベルトを快適に使ってもらうための効果的な対策を紹介します。

【子どもがチャイルドシートを嫌がる原因】

・不快感
チャイルドシートは子どもにとって窮屈だったり、動きを抑えられる感覚が不快に感じることがあります。

・理解の欠如
幼い子どもは、チャイルドシートの重要性を理解していないため、固定されることを嫌がります。

・習慣の欠如
乗車のたびに一貫した使用がなされていない場合、子どもは不満を表現するかもしれません。

【効果的な対策】

1. チャイルドシートの選定と調整
快適性と安全性を兼ね備えたチャイルドシートを選びましょう。
試座することで、子どもが座った時のフィット感を確認できます。

また、チャイルドシートが正しく設置され、適切に調整されていることも重要です。
サイズや座る位置が合っていないと、子どもにとって大きな不快感を与える原因となります。

2. 早期からの慣れ
生後間もない時期からチャイルドシートを使用し始めることで、それが日常の一部となります。
最初は短い距離での使用から始め、徐々に慣らしていく方法が効果的です。

3. ポジティブな関連付け
チャイルドシートに座っている時のみ遊べる特別なおもちゃを用意することで、ポジティブな体験と関連付けます。
また、チャイルドシートに座れた際には積極的にほめて、その行動を肯定的に強化します。

4. 教育的なアプローチ
子どもが少し成長したら、チャイルドシートやシートベルトの重要性について話をすることが効果的です。
安全のためになぜ必要かを優しく説明しましょう。

5. ルーティン化
車に乗るたびに、シートベルトをすることを一貫しておこないます。
これにより、子どもはそれが乗車の一部であると学習します。

まとめ

子どもがチャイルドシートやシートベルトを嫌がるときは、根気強く対応することはもちろん、時に創造的なアプローチが功を奏す場合もあります。
上記の対策を試しながら、子どもの安全を守るために、最も効果的な方法を見つけていきましょう。



監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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