コラム

2024.05.04

コミュニケーション障害とは? - 症状、種類、原因から治療法まで

コミュニケーションは日々の生活において不可欠なスキルですが、コミュニケーション障害を持つ人たちはこの基本的なスキルで困難を経験することがあります。
今回は、コミュニケーション障害の症状、種類、原因、治療法について詳しく解説し、一般的な「コミュ障」との医学的定義のちがいについても触れます。

【コミュニケーション障害とは】

コミュニケーション障害は、言語や非言語のコミュニケーションに影響を与える一連の問題を指します。
これには発話、言語理解、読み書き、そして非言語的コミュニケーションの困難が含まれます。
このような障害は、個人の学業、職業、社会生活に大きな影響を及ぼすことがあります。

【コミュニケーション障害の種類】

コミュニケーション障害には、大きく分けて以下のような種類があります。

・言語障害(言語の習得の障害)
語彙の獲得、文法規則の理解、情報の伝達などが困難な状態です。

・語音障害(話し言葉の障害)
言葉を発声・発音することが困難な状態です。
話す速度やリズムに問題がある場合も含まれます。

・小児期発症流暢障害(吃音)
話し始めの言葉に詰まったり、単語を伸ばす、言葉がすらすら出てこないなどの症状があります。

・社会的(語用論的)コミュニケーション障害
社会生活におけるコミュニケーションに困難を感じている状態です。
言語を扱う基礎的能力は十分にあるにもかかわらず、社会的状況に応じたコミュニケーションに困難さが生じます。

【原因と診断】

コミュニケーション障害の原因は多岐にわたりますが、遺伝的要因、発達過程での問題、脳の損傷、聴覚障害などが挙げられます。
正確な診断は、言語療法士や医師による詳細な評価が必要で、聴覚テスト、言語レベルの評価、口腔筋の機能評価などがおこなわれます。

【治療法】

コミュニケーション障害の治療は個々のニーズに応じて異なりますが、以下のアプローチが一般的です。

・言語療法
言語療法士が発音、語彙の拡充、文法スキルの向上をサポートします。

・行動療法
どのように行動を変化させれば、困っている症状を減らすことができるかを考え、特定の行動を学びます。

・ソーシャルスキルトレーニング
社会生活で必要なスキルを向上させるトレーニングをおこなうことで、状況に応じた振舞い方の習得を目指します。

【「コミュ障」と医学的なコミュニケーション障害のちがい】

一般的に「コミュ障」と呼ばれるものは、「社交的な状況で不安を感じることが多く、対人関係が苦手」という非臨床的な表現です。
これに対して、医学的なコミュニケーション障害は、具体的な診断基準に基づいており、多くは生物学的または神経学的な原因によるものです。

まとめ

コミュニケーション障害は、その原因、影響、治療法が多岐にわたります。
そして、個人に合ったサポートと介入によって、多くの患者さんはコミュニケーション能力を向上させることが可能と言われます。
家族、教育者、そして社会全体がこういった障害について正しく理解し、支援していくことが重要です。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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