2024.05.17
幼児期の発達
共同注意とは? - アイコンタクトや指さしと発達の関連性について
共同注意は、子どもの社会的発達において基礎的なスキルの一つです。
これには、アイコンタクト、指さし、その他の非言語的なコミュニケーションが含まれ、子どもが周囲の人たちと意味のあるやり取りをおこなう上で重要な役割を果たします。
今回は、共同注意とは何か、それが子どもの発達にどのように関係しているか、そして共同注意のスキルをどのように促進するかについて掘り下げます。
【共同注意とは】
共同注意は、二人以上の人が意識的に同じ対象に注意を向ける能力を指します。生後数ヶ月から、初めは親が子どもの視線を追って何に興味を持っているのかを見つけることから始まります。
生後9ヶ月から12ヶ月にかけて、子どもは積極的にアイコンタクトを取ったり、指さしを使って特定の対象に大人の注意を引くようになります。
【アイコンタクトと指さしの重要性】
アイコンタクトと指さしは、子どもが社会的コミュニケーションの初歩的なスキルを獲得する上で重要です。これにより子どもは他者と情報を共有し、感情を交流する基盤を築きます。
例えば、子どもが何かおもしろいものを見つけたとき、アイコンタクトや指さしを通じてそれを親に示すことで、その経験と気持ちを共有し、絆を強化することができます。
【発達を促す工夫】
続いて、共同注意のスキルを育むために、ご家庭でできる工夫をご紹介します。・対話的な読み聞かせ
絵本を読む際に、物語の中の興味深い部分を指さしながら、子どもに説明し、子どもの反応を引き出します。
子どもが指さしたり、声を出した内容に反応し、会話を広げることもポイントです。
・日常生活での共有
日常のさまざまな活動を通じて、子どもが関心を持ったものを一緒に探求します。
例えば、散歩中に花や動物を見つけたら、それを指さして子どもの注意を引き、その対象について話します。
・他の子どもとの遊び
他の子どもたちと遊ぶ機会を設けることで、子どもは同年代の仲間との間で共同注意を自然におこなうようになります。
この経験は、社会的スキルの向上にもつながります。
・反応の強化
子どもが何かを指さしたり視線を合わせたとき、その行動に積極的に反応することで、その行動がコミュニケーションの一部であることを強化します。
親の肯定的な反応は子どもの自信を育みます。
まとめ
共同注意は、子どもの社会的、言語的発達の基礎を形成します。早い段階でこういったスキルを育てることは、子どもが成長してより複雑な社会的交流をおこなうための準備ともなります。
周りの大人が意識的に子どもの興味を引き出す活動に関わることで、子どもの発達を大きく促進することができるでしょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
