コラム

2024.05.18
発達障害について

子ども同士の関わり遊びはいつから?極端に少ないのは自閉症の兆候?

子どもたちの発達過程において、「お友達との関わり遊び」は重要なマイルストーンの一つです。
同年代の子ども同士の遊びを通じて、子どもたちは社会的スキルや言語能力、感情の理解を育てます。
しかし、関わり遊びが極端に少ない場合、自閉症スペクトラム(以下:ASD)の可能性も考えられます。
そこで今回は、子どもが他の子どもたちと関わりを持つようになる時期、関わり遊びが少ない場合のASDの兆候、そしてその場合の対処法について掘り下げます。

【子どもの関わり遊びの開始時期】

子どもたちは生後数ヶ月から社会的な微笑を見せ、1歳前後で単純な形態の関わり遊びを始めることが一般的です。
具体的には、生後6ヶ月頃から他の人との相互作用に興味を持ち始め、1歳前後からは共同注意(共に何かに注意を向けること)が見られるようになります。
2歳頃には、他の子どもたちと積極的に遊び始め、3歳から4歳にかけてはより複雑な社会的相互作用(ルールのある集団遊びなど)が可能になります。

【関わり遊びが極端に少ない場合】

関わり遊びが極端に少ない場合、それは性格的な個性の場合もありますし、ASDの初期兆候である可能性もあります。
ASDの子どもたちはしばしば以下のような特徴を示しますので、これらのサインが見られる場合は、専門家による評価を受けることが推奨されます。

・他の子どもたちとの相互作用に興味を示さない
・注視が少なく、共同注意のスキルが乏しい
・反復的な行動や限定的な興味を持つ
・社会的または感情的な信号を解読するのが困難

【対応方法】

ASDの診断またはグレーゾーンと指摘された場合は、以下の対応方法が有効です。

・早期介入プログラム
ASDの子どもたちにとって早期療育は非常に効果的と言われます。
その子のニーズに合った言語療法、行動療法、ソーシャルスキルトレーニングをおこなうことで、日常の困り感を軽減し、持っている能力を伸ばします。

・環境の調整
学習や生活の環境を一人ひとりの特性に合わせて調整することで、子どもがより快適に感じ、社交的なスキルを育むのに役立ちます。

・定期的なフォローアップ
ASDの子どもたちは、成長とともに異なるニーズや困難に直面することがよくあります。
定期的なフォローアップを通じて支援計画を更新し、子どもの成長に合わせて最適なサポートを提供します。

・ペアレントトレーニング
保護者様がASDについて、またお子様の特性について、深く理解することは、子どもの発達を支える上で非常に重要です。
また、保護者様自身の感情的なサポートも不可欠だと考えています。

まとめ

子どもが友達との関わり遊びを楽しむようになる時期には個人差があります。
気にしすぎる必要はありませんが、極端に少ない場合は専門家に相談することも検討しましょう。
ASDの特性が見られる場合、早期介入とサポートにより、子どもたちは本来持っている可能性を最大限に発揮することができるようになります。
周りの大人が子どもの個性を理解し、社会的スキルを育むことを陰ながらサポートすることが重要です。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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