2024.06.27
幼児期の発達
課題のハードルを下げて子どもにたくさんの成功体験をプレゼントしよう
子どもの成長にとって、「できた!」という成功体験はとても重要です。
成功体験を積み重ねることで、自己肯定感や自信が育まれ、挑戦する意欲が高まります。
しかし、課題が難しすぎると子どもは挫折を感じやすく、やる気を失ってしまいます。
そこで今回は、課題のハードルを下げて子どもにたくさんの成功体験を与える方法について考えてみましょう。
【なぜ成功体験が重要なのか?】
成功体験とは、何かを達成したり成し遂げたりした経験のことです。特に子どもにとっては、成功体験を積み重ねることで以下のような効果があります。
①自己肯定感の向上
成功体験を通じて、「自分はできるんだ」という感覚を得ることができ、自分に対する肯定的な感情が育まれます。
②挑戦する意欲の向上
成功体験を重ねることで、新しいことに挑戦する意欲が高まり、自信を持って取り組む姿勢が身につきます。
③問題解決能力の向上
課題を達成する過程で問題解決能力が鍛えられ、次の挑戦に向けたスキルや知識の蓄積にもつながります。
【課題のハードルを下げる方法】
課題のハードルを下げることで、子どもが達成感を得やすくなります。具体的には、以下の方法を参考にしてみてください。
・小さなステップに分ける
大きな課題を小さなステップに分けることで、子どもが取り組みやすくなります。
・具体的な目標を設定する
子どもが何を達成すべきか明確にするために、具体的でわかりやすい目標を設定します。
・できたことを認める
子どもが課題を達成した際には、具体的なフィードバックを与えます。
「よくできたね」「ここが上手だね」といった具体的な言葉でほめることで、子どもは自分の努力が認められたと感じます。
・成功体験を記録する
子どもが達成したことを記録することで、成功体験を振り返ることができます。
カレンダーにシールを貼る、成功ノートを作るなどがわかりやすくていいかと思います。
【実際の例】
子どもが療育の課題に対してやる気を見せず抵抗感を持っている場合、指導員は課題を小さなステップに分け、具体的な目標を設定します。例えば、「先生がやるのを見ている」という目標を立て、達成するたびに「上手に見れたね」とほめてハイタッチをしました。
子どもは見るという集中を繰り返すうちに、徐々に課題に対する抵抗感が減り、ついに自分から進んで取り組めるようになったのです。
また、ほめられることが自信になり、自分の成長を実感できるようにもなりました。
【次に繋がる成功体験を増やす方法】
成功体験を増やすためには、以下のポイントを意識してみましょう。・できたことを言葉で伝える
子どもが小さな成功を達成したときに、その努力をしっかりと認めることが大切です。
「お片付けできたね」などと言葉にすることで子どもは自信を持ち、次の挑戦に向けた意欲が湧いてきます。
・失敗も学びに変える
失敗しても、それを学びの機会と捉え、次にどうすればうまくいくかを一緒に考えることが大切です。
失敗から学ぶことで、子どもは成長していきます。
・子どもが興味を持つ課題に変える
子どもは興味のあることに取り組むことで、成功体験を得やすくなります。
興味を示さない課題は早めに切り上げ、子どもが楽しめる課題を選びましょう。
・チャレンジの幅を広げる
成功体験を積んで自信がついてきたら、少しずつチャレンジの幅を広げていきましょう。
新しいことに挑戦する機会を与え、成功体験をどんどん増やします。
まとめ
子どもが「できた!」という成功体験をたくさん積むことは、自己肯定感や自信を育むために有効です。課題のハードルを下げることで、子どもが達成感を得やすくなり、自発的に取り組む意欲も高まります。
また、失敗も学びの機会と捉え、次にどうすれば良いかを一緒に考える姿勢が大切です。
これらの方法を取り入れて、子どもたちが自信を持って成長できる環境を整えていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
