コラム

2024.07.13
幼児期の発達

正解のない問題が苦手? 自分の意見を表現することが苦手な子どもへの対応方法

現代の教育では、子どもたちが自分の意見を持ち、それを表現する能力が重要視されています。
しかし、正解や不正解のはっきりした問題に比べて、自分の意見を求められる問いが苦手な子どもも少なくありません。
こうした子どもたちが、どのようにしたら自分の意見を表現できるようになるのか、その対応方法について考えてみましょう。

【なぜ正解不正解のない問題が苦手なのか?】

自分の意見を表現することが苦手な子どもには、いくつかの理由が考えられます。

・自信の欠如
自分の意見に自信が持てないため、表現することをためらってしまうことがあります。

・評価への不安
自分の意見が間違っているのではないかと不安になったり、他人の評価を気にしすぎてしまうことがあります。

・経験不足
意見を求められる場面が少ないと、練習の機会がなく、どう表現して良いか分からないことがあります。

【自分の意見を表現できるようになるには?】

では、子どもが自分の意見を表現できるようになるためには、どのような対応が有効なのでしょうか?
以下の方法をご紹介します。

〈対応方法1:自信を育む〉

子どもが自分の意見を自信を持って表現できるようにするためには、まず自信を育むことが大切です。

①ポジティブなフィードバックを与える
子どもが意見を述べた時には、その意見を肯定的に受け入れ、ポジティブなフィードバックを与えましょう。
「教えてくれてありがとう」「その意見はとても素敵だね!」といった言葉がけが、子どもの自信を育てます。

②小さな成功体験を積ませる
小さな成功体験を積ませることで、自信をつけることができます。
例えば、家庭内での簡単な意見交換や選択肢を与えることから始めてみましょう。

〈対応方法2:評価の不安を和らげる〉

過度な評価への不安を和らげるためには、子どもが安心して意見を述べられる環境を作ることが重要です。

①評価を控える
子どもの意見に対しての評価を控え、まずは受け入れる姿勢を示しましょう。
正解や不正解を判断せず、「そう思ったんだね」「そういう考え方もあるんだね」といった肯定的な言葉を使います。

②意見を共有する場を作る
家族や友達と一緒に意見を共有する場を作りましょう。
例えば、家族での夕食時に「今日の楽しかったこと」を共有する時間を設けると、自然と意見を述べる練習ができます。

〈対応方法3:経験を増やす〉

子どもが自分の意見を述べる経験を少しずつ増やしていきましょう。
さまざまな場面での経験が、子どもの成長を促します。

①選択肢を与える
日常の中で、選択肢を与えることで、意見を述べる練習をします。
例えば、「今日の夕食はお肉かお魚どっちがいい?」と聞くことで、自分の意見を表現する機会を増やします。

②オープンな質問をする
子どもにオープンな質問を投げかけることで、自由な発想を促し、YES・NO以外の答えを引き出します。
例えば、「今日は何が楽しかった?」や「どう思う?」といった質問を通じて、子どもが自分の意見を考える機会を増やします。

③意見を求める場を設ける
家族で定期的に話す機会を設け、子どもにも意見を求めます。
例えば、週末の計画などについて話し合い、子どもにも

まとめ

正解不正解のない問題が苦手な子どもたちにとって、自分の意見を表現することは大きなチャレンジです。
しかし、安心できる環境を提供し、小さな成功体験を積ませることで、徐々に自信を持って意見を述べることができるようになります。
周りの大人が子どもの意見を尊重し、肯定的なフィードバックを与えることが、自己表現のスキルを育む鍵となります。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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