コラム

2024.07.12
幼児期の発達

1歳半健診で発達の遅れを指摘されたら? 経過観察と言われても家庭でできること

1歳半健診は、子どもの成長と発達を確認する重要な機会です。
健診でできないことが多かったり、発達の遅れを指摘された場合、多くの保護者様が不安を感じることと思います。
医師から経過観察を勧められた場合でも、何か発達を促すための取り組みはできないかと情報を探しているかもしれません。
そこで今回は、発達の遅れを指摘された時に、家庭でできる具体的な取り組みについてご紹介します。

【発達の遅れとは】

1歳半健診では、身体の成長や運動能力、言語の発達など、さまざまな面をチェックされます。
発達の遅れとは、一般的な発達段階と比べて、一定の領域で子どもの成長が遅れている状態を指します。
例えば、言葉が出ていなかったり、歩行が不安定だったりする場合などがあります。
しかし、発達のスピードには個人差があり、一時的な遅れであることも少なくありません。

1歳半健診では、主に以下の項目が確認されます。

・言葉の発達:簡単な単語を話す、指差しで意思を伝えるなど
・運動発達:歩く、走る、物をつかむ、積み木を積むなど
・社会性:他の子どもと遊ぶ、親の指示に従うなど

1歳半健診のチェック項目については、こちらのコラムも参考にしてみてください。

【経過観察と言われたら】

経過観察とは、子どもの成長を定期的にチェックしながら、必要に応じて追加のサポートをおこなう方法です。
経過観察を勧められた場合、すぐに深刻な問題があるわけではなく、自然に発達が追いつく可能性も大いにあります。

しかし、何もせずに待つのではなく、家庭でできるサポートを積極的に取り入れたいと考える保護者様もたくさんいらっしゃいます。
早期に働きかけることで能力を伸ばすことができますので、まずは現在の発達状況をしっかり把握しておきましょう。

【家庭でできるサポート】

①言語の発達を促すために
日常生活の中で子どもにたくさん話しかけてあげましょう。
簡単な言葉やフレーズを使って、周囲の出来事や物の名前を教えることで、言語の発達を促すことができます。

また、絵本の読み聞かせは、言葉の発達に非常に効果的です。
絵を見せながらゆっくりと読んであげることで、子どもが言葉と物の関係を理解しやすくなります。

②運動能力を伸ばすために
家の中や庭などで子どもが自由に動き回れるスペースを確保しましょう。
歩く、走る、登るなどの基本的な運動を楽しむことで、運動能力が向上します。
ボールを使った遊びや、積み木を積む遊びなど、手先を使った遊びも取り入れ、手先の器用さも養いましょう。

③社会性を育むために
一緒に歌ったり、踊ったり、絵を描いたりする親子での活動を楽しむことで、子どもの社会性を育むことができます。
また、近所の公園や地域の子育てサークルなどで、他の子どもと遊ぶ機会があると、社会的なスキルやコミュニケーション能力が自然と身につきます。

④感情の発達をサポートするために
まずは、子どもが安心して感情を表現できる環境を作ることが大切です。
親が子どもの気持ちに寄り添い、受け止める姿勢を見せることで、安心感が生まれます。
さらに、子どもが感情を言葉や表情で表現できるように、「楽しい」「悲しい」「怒った」など、感情の名前を言葉で教えてあげましょう。

⑤専門家のサポートも活用
家庭でできる支援に加えて、専門家のサポートを受けることも検討しましょう。
地域の保健センターや発達支援センターなどで相談することができ、必要に応じて専門的なアドバイスや発達を促すプログラムを提供してもらえます。
また、児童発達支援スクールに通うことで、専門的な支援を受けながら子どもの成長を見守ることも有効です。

まとめ

1歳半健診で発達の遅れを指摘された場合、年齢的に経過観察を勧められることも多いですが、家庭でできるサポートを取り入れることで、子どもの成長を助けることができます。
言語、運動、社会性、感情の発達を促す上記の方法を実践しながら、専門家のサポートも活用しましょう。

そして、保護者様自身の心のケアも忘れずに、お子様が成長する喜びを感じながら日々を過ごしていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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