コラム

2024.07.18

「怒っちゃダメ」では解決できない! 衝動性をうまくコントロールする方法とは?

感情をコントロールするのは、大人にとっても難しいことです。
子どもなら尚更、「落ち着いて」と言うだけでは感情を抑え込むことはできません。

特に、発達に特性のある子どもたちにとっては、衝動性をコントロールすることは大きな挑戦です。
感情をうまくコントロールする術がわからなくて、本人も困っているのです。

子どもが感情を爆発させる場面に直面したとき、私たち大人はつい「怒らないで」「泣かないで」と言ってしまいがちです。
しかし、これだけでは感情のコントロールはうまくいきません。
子どもが自分の感情を理解し、衝動をコントロールする力を身につけるためには、具体的な方法とサポートが必要です。

そこで今回は、衝動性をうまくコントロールするための方法について考えてみましょう。

1. 感情を認識し、名前を付ける

まず、感情を認識することが大切です。
子どもが怒りや不安を感じたとき、その感情に名前を付けることで、子どもは自分の気持ちを客観的に見つめることができます。
例えば、「悲しくなっちゃったんだね」「怒っているんだね」といった具合です。
「水色でふにゃふにゃのメソメソちゃん」「赤くてとげとげのイライラくん」というように、キャラクター化した方が認識しやすい子もいます。

2. 安全な方法で感情を発散させる

感情を抑え込むのではなく、安全な方法で発散できるよう「代わりの行動」を提案してあげます。
例えば、怒りを感じたときには、ストレスボールを握ったり、紙に気持ちを殴り書きすることで感情を発散させることができます。
大声を出せる場所に移動して大声を出したり、身体を動かすことも効果的です。

3. 一時的に気をそらす

怒りや悲しみの感情が湧き上がってきたら、一時的に気をそらすことも一つの手です。
例えば、物理的にその場を離れる、遠くに見えるものを読み上げる、数字を数えるといった方法があります。

4. 深呼吸やリラックス法を使う

感情が高ぶったときに、深呼吸をすることは非常に有効です。
子どもに深呼吸の方法を教え、感情が爆発しそうなときに試してみるように促しましょう。
他にも、リラックスするための具体的な方法として、瞑想やストレッチなどが挙げられます。

5. 冷静になる時間を与える

感情が高ぶったときには、少し時間をおいて冷静になることも大切です。
子どもに「クールダウン」の時間を与え、自分の気持ちを整理する時間を持たせましょう。
この時間を使って、深呼吸をしたり、好きなことをしたりすることで、気持ちを落ち着かせることができます。

6. ポジティブなフィードバック

子どもが感情をうまくコントロールできたときには、しっかりとほめることが重要です。
子どもが自分の行動に自信を持てるよう、「冷静に対応できたね」「怒りをコントロールできてかっこいいね」といった具体的な言葉でほめてあげましょう。

7. モデルを示す

子どもは大人の行動を見て多くを学びます。
周りの大人が冷静に感情をコントロールし、適切に対処する姿を見せることで、子どもはその行動を模倣するようになります。

8. 専門家のサポートを受ける

感情のコントロールが特に難しい場合は、専門家のサポートを受けることも検討しましょう。
心理カウンセラーや発達支援の専門家に相談することで、その子に合った具体的なアドバイスを得ることができます。

まとめ

子どもに「怒っちゃダメ」と言うだけでは、感情のコントロールはできません。
子どもが自分の感情を理解し、安全に表現し、コントロールするためには、私たち大人が具体的な方法を教えることが必要です。

また、子どもが感情をうまくコントロールできたときにはしっかりとほめ、親子で感情を理解し合う環境を作っていけると良いですね。
専門家のサポートも活用しながら、子どもが健全に成長できるように支えていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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