コラム

2024.07.22
発達障害について

一人遊びばかり…発達障害のある子どもが友達と遊ばない理由は?

発達障害のある子どもが、集団の遊びから外れて一人で黙々と遊んでいる姿を見ると、不安になる保護者様もいらっしゃいます。
「なぜ友達と遊ばないのだろう?」と疑問に思うかもしれません。
そこで今回は、発達障害のある子どもが友達の輪に入らない理由について解説し、どのようにサポートできるかについても考えていきたいと思います。

【友達と遊ばないのはなぜ?】

1. コミュニケーションの難しさ

発達障害のある子どもたちは、他者とのコミュニケーションにおいて難しさを感じることがあります。
特に、自閉症スペクトラム(ASD)の子どもたちは、言葉の選び方や表情の読み取り、適切なタイミングでの発言など、他人とのコミュニケーションや感情の共有が苦手なことが多いです。
そのため、友達と一緒に遊ぶよりも、一人で遊ぶほうが安心感を得やすいのです。

2. 感覚過敏や鈍麻

発達障害のある子どもたちは、光や音などの感覚に対する反応が過敏または鈍感であることがよくあります。
他の子どもがキャーキャー騒ぐ声やワーワー喋る声が騒音に感じ、頭痛がする場合もあるのです。
そういった子どもたちにとっては、集団生活を問題なく送るというだけでも重労働なのです。

3. 興味のちがい

発達障害のある子どもたちは、特定の興味や関心に深く集中することがあります。
例えば、電車や昆虫が大好きな子どもは、そのことについて一人でじっくりと考えたり遊んだりすることで満足感を得ます。
そのため、好きなことに夢中になると、他の子どもたちと遊ぶことに対する興味が薄れてしまうことがあるのです。
また、他の子どもたちと同じ遊び方やペースに合わせることが難しいため、黙々と自分のペースで遊ぶ方が楽に感じることもあります。

4. 社会的スキルの発達の遅れ

友達との遊びには、協力する、順番を守る、相手の気持ちを考えるなどの社会的スキルが求められます。
発達障害のある子どもたちは、これらのスキルの発達が遅れることがあるため、友達との遊びがうまくいかず、一人で遊ぶ方が楽だと感じることがあります。
社会的スキルは、練習と経験を通じて徐々に身につけていくことができます。

【サポート方法】

発達障害のある子どもが友達と遊ぶのが苦手な場合、どのようなサポートが考えられるでしょうか?
以下に、いくつかの方法をご紹介します。

1. 小集団での遊びをサポートする

大勢の中での遊びは苦手でも、少人数での遊びなら少しずつ慣れていくことができます。
まずは、一人や二人と一緒に遊ぶ機会を作り、徐々に社会的スキルを学んでいけるようにサポートしましょう。

2. 子どもの興味に合わせた遊びを提供する

子どもの興味や関心に合わせた遊びを提供することで、友達と共通の話題や活動が生まれやすくなります。
例えば、電車好きな子どもには、同じく電車が好きな友達と一緒に遊ぶ機会を作るなど、共通の興味を持つ友達との交流を促進しましょう。

3. 社会的スキルの練習を取り入れる

社会的スキルは、練習や経験を通じて身につけることができます。
小集団での療育や、家庭でのロールプレイ、日常の中での小さなコミュニケーションの機会を活用して、子どもが少しずつスキルを身につけていけるようにサポートしましょう。

4. 子どもの気持ちを尊重する

子どもが一人で遊ぶことを選ぶ理由には、さまざまな要因が考えられます。
その子の気持ちや選択を尊重し、無理に友達と遊ばせようとするのではなく、子どものペースに合わせたサポートを心がけることが大切です。

まとめ

発達障害のある子どもが友達と遊ばない理由には、コミュニケーションの難しさや感覚過敏、興味のちがい、社会的スキルの発達の遅れなど、さまざまな要因が考えられます。
一人ひとりの特性を理解し、その子に合ったサポートを提供することで、子どもが安心して友達と遊べるようになる可能性は高まります。
子どもが自分のペースで成長し、楽しい遊びの時間を過ごせるよう、温かく見守りサポートを続けていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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