コラム

2024.07.21
幼児期の発達

繊細な子どもへの叱り方 - 心を傷つけずに伝えるコツ

繊細な子どもを叱らなければならないとき、どうすれば心を傷つけずにこちらの思いを伝えることができるでしょうか?
叱るという行為は、子どもの成長にとって必要なことですが、そのやり方によっては子どもに全然伝わらなかったり心に影響を与えることもあります。
そこで今回は、繊細な子どもへの叱り方について、具体的な方法をご紹介します。

【繊細な子どもを叱るときのポイント】

叱るときに大切なのは、子どもの感情を理解し、尊重することです。
怖い、怒られたの感情に支配されてしまうと、子どもは注意された内容を理解しにくくなります。
そのため、以下のポイントを心がけながら、穏やかに叱ることが重要です。

1. 声のトーンと大きさを調整する

まずはじめに、普段の声のトーンや大きさで伝えることを心掛けます。
怒って強い口調になったり大きな声で叱ることは避け、穏やかで安心感のある声で話しましょう。
繊細な子どもは、大きな音や声に敏感に反応することがありますので、優しく穏やかな声で接することで、子どもが安心して注意を受け入れやすくなります。

2. 理由を丁寧に伝える

叱るときには、「ダメ」と言うだけでなく、その理由を丁寧に伝えましょう。
例えば、「おもちゃを投げると人に怪我をさせてしまうことがあるから、やめた方がいいよね」といった具体的な説明を加えることで、子どもがなぜその行動が問題なのかを理解しやすくします。
理由を伝えることで、子どもは自分の行動とその結果を関連付け、今後の行動を考えるきっかけになります。

3. 会話形式で質問を織り交ぜる

叱る際に、一方的に話すのではなく、会話形式で質問を織り交ぜることも効果的です。
例えば、「なぜお友達にそんなことをしたのかな?」といった質問を挟むことで、子どもに自分の行動を振り返らせる機会を与えます。
さらに、「どうしてお友達は悲しくなっちゃったのかな?」「どうしたら良かったと思う?」と意見を求めることで、子どもが自分の視点から物事を見つめ直し、自己理解を深める手助けになります。

4. 謝ることのハードルを下げる

叱るときに、無理に謝らせるのではなく、謝ることのハードルを下げるようにしましょう。
繊細な子どもは自己評価が低く、謝ることに抵抗を感じることがあります。
代わりに、「次はこうしてみようか」「できるようになるまで一緒に頑張ろう」といった前向きな言葉を使い、成長の機会として受け入れられるようにサポートします。

まとめ

繊細な子どもに叱らなければならない場面では、その子の個性や感情を考慮しながら穏やかに叱る方が伝わります。
普段から子どもとの信頼関係を築き、叱ることが必要な場面でも子どもが心を開いて聞ける環境を整えることが、良い結果を生むポイントです。
子どもの発達と自己成長を尊重し、叱ることを通じてポジティブな変化を促進することができると良いかと思います。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

無料体験レッスン お問い合わせ / 資料請求