2024.07.30
幼児期の発達
切り替えが難しい2歳児、3歳児に効く魔法の言葉
2歳、3歳の幼児期は、「イヤイヤ期」とも呼ばれ、自我の芽生えとともに、親の言うことを素直に受け入れにくくなる時期です。
この時期の子どもたちは、遊びや活動から別のことに切り替えるのが特に難しく、親としては困ってしまうことも多いのではないでしょうか。
しかし、適切な声掛けや対応をすることで、スムーズな切り替えへと導くことができることもあります。
今回は、切り替えが難しい2歳児、3歳児に効く魔法の言葉とその使い方をご紹介します。
1. 「長い針が○になったら…」
子どもたちにとって、時間の感覚はまだ曖昧です。 急に「もう終わり」と言われると、まだ楽しんでいる最中だったり、集中していることを中断させられるのは難しいものです。そんな時は「長い針が一番上になったらお片付けしようね」などと予告してあげると良いでしょう。
具体的な時間を伝えることで、気持ちの準備をすることができるようになります。
2. 「これが終わったら…」
次にやることを予告するのも有効です。「これが終わったら、おやつにしようね」や「お片付けが終わったら、お散歩に行こう」といった具合に、次の楽しみを提案することで、今やっていることから次の活動への移行がしやすくなります。
子どもは次に楽しいことが待っていると思うと、気持ちの切り替えがスムーズになりやすいです。
3. 「一緒にやろう!」
切り替えが難しい時は、親が一緒に行動することで、子どもの抵抗感を減らすことができます。「一緒にお片付けしよう!」や「一緒に絵本を読もう!」と声をかけることで、子どもは親と一緒に何かをするという特別感や安心感から、スムーズに次の行動に移行できることがあります。
4. 「できたらシールを貼ろう」
ご褒美を使うのも一つの方法です。例えば、「これができたらシールを貼ろう」や「これが終わったらおやつを食べよう」といった具合に、具体的なご褒美を提案することで、子どもはモチベーションを持って行動を切り替えることができます。
ただし、ご褒美は適度に使うことが大切です。
過度に使用すると、ご褒美が目的となり、本来の目的が見失われることもあるので注意しましょう。
5. 「ありがとう」
切り替えが上手にできた時は、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることも大切です。子どもにとって、親からの感謝の言葉は大きな励みとなります。
「お片付けしてくれてありがとう」といった具合に、具体的に感謝の気持ちを伝えることで、子どもは自分の行動が認められたと感じ、次回もスムーズになることが多いです。
6. 「〇〇になったね!」
切り替えの際に、子どもの成長を具体的にほめることも効果的です。「自分でお片付けできて、お兄ちゃん/お姉ちゃんになったね!」と声をかけることで、子どもは自分が成長していることを実感し、自信を持つことができます。
成長を感じられる言葉は、子どもにとって大きな励みとなります。
まとめ
切り替えが難しい2歳児、3歳児に対しては、適切な声掛けと対応が重要です。上記のような声掛けで、子どもの切り替えがスムーズになることがありますので、ぜひ試してみてください。
また、子どもが切り替えに苦労している時こそ、叱責せずに穏やかな声かけと温かいサポートを心がけることが重要です。
子どもは少しずつ成長し、切り替えも次第にできるようになりますので、焦らず見守ってあげましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
