2024.08.12
なかなか泣きやまない赤ちゃん…もしかして発達障害?
赤ちゃんが泣きやまないと、親としてとても心配になるものです。
「どうしてこんなに泣くのだろう?」、「もしかして感覚過敏があるの?発達障害なのでは?」と不安になることもあるかと思います。
しかし、赤ちゃんの泣きは必ずしも発達障害を示すものではありません。
今回は、泣きやまない赤ちゃんに対する理解を深め、必要な対応について解説します。
【赤ちゃんが泣く理由とは?】
赤ちゃんにとって泣くことは、何かを伝える手段です。お腹が空いた、オムツが濡れている、暑い、寒い、眠い、体調が悪い、寂しいなど、さまざまな理由で泣くことがあります。
これらの泣き声は、赤ちゃんが自分の状態を知らせるためのサインなのです。
〈いつも泣きやまない場合〉
一方で、赤ちゃんが長時間泣き続け、何をしても泣きやまない場合には、何かあるのでは?と不安になるのも無理はありません。
特に、以下のような状況が続く場合は、専門家に相談することを検討しましょう。
・身体的な問題が疑われる場合
赤ちゃんが泣き止まない理由として、体調不良や病気が考えられることがあります。
例えば、中耳炎や胃腸のトラブルなどが原因で泣くことがあります。
この場合、医師の診察を受けることが大切です。
・刺激に敏感すぎる場合
発達障害の子の中には、感覚過敏と呼ばれる状態があります。
音や光、触覚に対して非常に敏感であり、日常の些細な刺激に対して強い不快感を覚えることがあります。
例えば、着ている服の感触や明るすぎる照明、周囲の騒音が気になって泣くなどです。
・赤ちゃんの気質によるもの
赤ちゃんの性格や気質によっても、泣きやすさは異なります。
いわゆる手のかかる赤ちゃんは、環境の変化や新しい体験に敏感で、安心感を得るのに時間がかかることがあります。
この場合、発達障害とは関係なく、その子の性質として受け止めることが大切です。
【発達障害の可能性は?】
泣きやまない赤ちゃんを見ると、発達障害を心配する方もいらっしゃいます。しかし、0歳の時点で発達障害を確定的に診断することは難しいのが現実です。
発達障害には、言葉や行動の発達が遅れる、自閉症スペクトラム(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)などが含まれますが、これらの特徴がはっきり現れるのは、もっと成長してからです。
赤ちゃんが泣きやまないだけでは、発達障害の有無を判断することはできません。
ただし、日常生活に支障をきたすほどの泣きやまない状態や、他の発達上の遅れが見られる場合は、医師や発達専門家に相談することが重要です。
【対応策と親の心構え】
赤ちゃんが泣きやまない時は、親自身もストレスを感じやすいものです。以下のような対策を試みながら、無理をせずに対応することが大切です。
①リラックスする
親がリラックスしていると、赤ちゃんもその安心感を感じ取ります。
深呼吸をして、落ち着いた気持ちで赤ちゃんに接しましょう。
②環境を見直す
赤ちゃんが過ごす環境を見直してみましょう。
音や光の刺激が少ない静かな場所で、安心できる環境を整えることが大切です。
③専門家への相談
不安が続く場合は、小児科医や発達相談室などの専門家に相談することをおすすめします。
専門家の意見を聞くことで、安心感を得ることができ、適切な対応策も見つかるでしょう。
④家族や友人のサポートを求める
一人で悩まず、家族や友人に相談することも重要です。
周囲のサポートを得ることで、親のストレスが軽減され、赤ちゃんへの対応も柔軟になります。
まとめ
赤ちゃんが泣きやまない状況は、親にとって非常にストレスフルなものですが、これは一時的なものであることが多いです。赤ちゃんの成長に伴い、泣く頻度や原因も変わってきます。
発達障害の心配がある場合も、焦らず冷静に対処し、必要な時には専門家の助けを求めることも検討しましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
