2024.08.13
幼児期の発達
食事に集中できずうろうろ…いつになったら座って食べられるようになる?
子どもが食事中に座っていられず、うろうろしてしまうことに悩む保護者様は多いのではないでしょうか。
特に小さな子どもや発達障害を持つ子どもにとって、じっと座って食事をすることは難しい場合があります。
しかし、子どもが安心して食事に集中できる環境を整えることで、少しずつ改善していくことができます。
今回は、なぜ子どもが食事中に集中できないのか、その原因と対応方法について解説します。
【なぜ子どもは食事に集中できないのか?】
子どもが食事中に座っていられない理由はいくつか考えられます。それぞれの理由に対する理解を深めることで、適切な対策が取れるようになります。
①発達段階によるもの
小さな子どもはまだ自制心が未発達であり、興味を引くものが目に入るとすぐに注意がそちらに向いてしまいます。
また、長時間じっとしていることが難しいため、自然と動き回ってしまいます。
これは正常な発達の一部であり、少しずつ改善されることが期待されます。
②感覚過敏や不快感
特に発達障害を持つ子どもには、感覚過敏が見られることがあります。
椅子に座る感触や食べ物の感触が不快であったり、食卓の雰囲気が苦手だったりする場合、食事に集中できずに動き回ることがあります。
③食事に興味がない
食事そのものに興味がない、もしくは偏食があると、食事時間を避けるためにうろうろすることがあります。
④椅子やテーブルが合っていない
姿勢が安定しない椅子やテーブルの高さが合わない場合も、子どもが座り続けることを難しくさせる要因になります。
【対応方法】
次に、子どもが食事に集中できるようにするための対応方法をご紹介します。1. 短い時間から始める
子どもの集中力は限られているため、最初は短い時間から始めましょう。
「5分間座っていられたら、次は6分」といった具合に、徐々に時間を延ばしていきます。
達成できたらしっかりとほめてあげることも大切です。
2. 環境を整える
子どもが安心して座れる環境を整えましょう。 椅子とテーブルの高さを子どもに合ったものに調整し、快適な座り心地を提供します。
また、食事中に気が散るものを片付け、静かで落ち着いた環境を作ることも重要です。
3. 食事の楽しさを伝える
食事が楽しい時間であることを伝えるために、子どもの好きな食べ物を用意したり、家族全員で食事を楽しむようにしましょう。
また、食事に関するルールやマナーを簡単に説明し、守ることで得られるポジティブな結果を教えることも有効です。
4. 感覚過敏への配慮
子どもが感覚過敏の場合、柔らかいクッションを使って座り心地を改善したり、子どもが好きな食器を使ったりすることで、快適な食事環境を提供します。
また、食べ物の質感や温度に配慮し、子どもが食べやすい形にすることも大切です。
5. 食事のリズムを整える
規則的な食事の時間を設定し、毎日同じリズムで食事を摂ることが、子どもにとって安心感を与えます。
また、食事の前に遊びや活動を一段落させ、食事に集中できるような流れを作ることも効果的です。
6. 少しずつの進歩を大切に
子どもが食事中に集中できるようになるには、時間と忍耐が必要です。
焦らず、少しずつ改善していくことを心がけましょう。
親がリラックスして対応することで、子どもも安心して食事に臨むことができます。
まとめ
子どもが座って食べられるようになる時期は、個々の発達や特性によって異なります。無理に急がせることなく、子どものペースに合わせたサポートをおこないましょう。
何よりも、家族全員が食事の時間を楽しむことが大切です。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
