コラム

2024.09.18

運動会が苦行…苦手要素をどう乗り切る?

運動会は、多くの子どもたちにとって一大イベントです。
家族や友達の応援の中で、一生懸命に競技に挑む姿は感動的なものですが、すべての子どもが運動会を楽しみにしているわけではありません。
運動が苦手だったり、大勢の前での競技に緊張を感じたりして、運動会を「苦行」と感じる子どもも少なくありません。

今回は、運動会が苦手な子どもたちが、どのようにしてその不安や苦手意識を乗り越えたらいいのか?
また、運動会を少しでも楽しめるようにするための工夫について考えてみましょう。

【運動会が苦手な理由は?】

運動会が苦手な子どもには、いくつかの共通した理由があります。
例えば、運動が得意でない子どもは、自分が他の子どもたちよりも足が遅いことやうまくできないことを恐れ、プレッシャーを感じます。

また、大勢の人が見ている中での競技や大きな音、勝敗がつくこと自体がストレスになる場合もあります。
さらに、社会的な不安や人前で注目されることに対して強い緊張を感じる子どもは、運動会を苦手とする傾向があります。

これらの理由は、子どもによって異なるものの、いずれも「失敗したくない」「恥をかきたくない」といった感情が根底にあることが多いです。
そのため、まずは子どもの苦手意識を理解し、サポートしていくことが重要です。

【不安を軽減するための事前準備】

運動会が苦手な子どもにとって、事前準備をすることは非常に有効です。
以下のような方法で、運動会に向けて少しずつ自信を持たせることができます。

①事前練習を少しずつ取り入れる
子どもが運動自体に自信を持てるよう、家や公園で簡単な運動を取り入れてみましょう。
運動会の種目に似た動きを遊び感覚で取り入れ、楽しい体験を通じて少しずつ「できるかも」という感覚を育てていくことが大切です。
例えば、徒競走が苦手な子どもには、短距離ダッシュの練習をゲーム形式で取り入れると、運動に対するハードルが下がります。

②役割を見直す
すべての子どもが、勝ちや一番になることを目指す必要はありません。
運動会には、競技に参加すること以外にも、応援団や道具運びなど、さまざまな役割があります。
子どもが競技に対して強い不安を感じる場合は、競技以外の役割で活躍できる場を見つけてあげることも一つの方法です。
自分が得意とする分野で貢献できることが、運動会全体を楽しむきっかけになるかもしれません。

③成功体験を積む
運動会に向けて、小さな成功体験を積み重ねることが自信を育てる大切なステップです。
「まっすぐ走ることができた」「ダンスを踊れた」など、日常の中で達成感を味わえる瞬間を増やしましょう。
運動会に対する不安が大きい場合は、無理にプレッシャーをかけずに、できたことをしっかりほめてあげることが効果的です。

【運動会当日のサポート方法】

運動会当日は、子どもにとって大きなチャレンジの日です。
緊張や不安が高まることも予想されますが、以下のようなサポートをすることで、子どもの負担を軽減し、少しでも楽しい体験にする手助けができます。

①「結果よりも過程を大事に」と伝える
運動会では、結果を重視しがちですが、子どもには「一生懸命取り組むことが大切だ」というメッセージを伝えることが重要です。
親や先生が「勝ち負けではなく、チャレンジすることが大事だよ」と強調することで、子どものプレッシャーを軽減できます。

②休息を大切にする
運動会は長時間にわたるイベントであるため、子どもが疲れてしまうこともあります。
特に、緊張しやすい子どもや運動が苦手な子どもは、早い段階でエネルギーを使い果たしてしまうことがあるため、こまめな休憩を取るように促すことが大切です。
水分補給やリラックスできる時間を確保して、心と体のバランスを保ちましょう。

③失敗を受け入れる姿勢を育てる
運動会での失敗は、子どもにとって大きなショックとなることがあります。
しかし、失敗は成長の一部であり、次につなげるための経験です。
もし失敗しても、「頑張ったことがすごいんだよ」といった言葉で、失敗を前向きに捉えるサポートをしましょう。

【運動会をポジティブな経験に変えるために】

運動会は、子どもにとって大きな成長の場でもあります。
苦手意識を持っていた子どもが、少しでも楽しんで参加できるようになるためには、周りの大人たちの理解とサポートが欠かせません。
次のポイントを意識して、運動会をポジティブな経験に変えていきましょう。

①子どもの個性を尊重する
子ども一人ひとりの特性や得意・不得意を理解し、無理に競技に参加させるのではなく、できる範囲でのチャレンジを応援しましょう。
運動が苦手な子どもも、自分なりのペースで成功体験を積んでいくことで、自信をつけることができます。

②楽しむことを目標にする
運動会の目的は、子どもたちが楽しみながら成長することです。
結果にこだわりすぎず、「運動会を楽しむ」という目標を掲げることで、子ども自身がリラックスして競技に臨めるようになります。

③小さな進歩を喜ぶ
子どもがたとえ一歩でも進歩を見せたら、それを大きくほめてあげましょう。
たとえ結果がついてこなくても、頑張ったこと自体が素晴らしい成果です。
親の喜びや感謝の気持ちが、子どもにとって大きな励みとなります。

まとめ

運動会は、子どもたちにとって挑戦の場であり、成長の機会でもあります。
運動が苦手な子どもや緊張しやすい子どもにとっては、プレッシャーや不安が大きいかもしれませんが、適切なサポートを通じて苦手意識を少しずつ乗り越えていくことができます。

子どもが運動会を通じて「楽しむこと」や「挑戦することの大切さ」を学び、成長できるよう、大人たちは温かい目で見守っていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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